22歳春。無敵モードの新人時代

私の大学生活は、サークルとバイトと恋愛9割に、残りの1割で勉強する、みたいな4年間だった。
大学3年生になった頃から就活を意識してそわそわし始め、学生団体で国際協力に片足を
突っ込んでみたり、就活に役立ちそうなインターンに参加して、なんとか掴んだ某大手銀行の内定通知。
正直、人生20年間の集大成はかなりうまくいった気がする。

憧れの会社は"御社"から"弊社"に代わり、ピカピカのスーツに身を包んで、どこに行っても
「キラキラしてるね〜」と、ただ存在しているだけで期待され、褒め称えられる。
完全に人生無敵のスターモードに入っていた。頭のどこかで常にマリオの
テッテテレ- テッテテレー テッテテレー テッテテレーッテが聞こえてくる。