アメリカ始め、今、世界で起こってることは自由の要求ではなく、平等の要求なんですよ?

アメリカでも工場労働者や地方と中央の格差の改善を求めてトランプが出てきた。

東海岸のグローバル資本主義に対立する対抗軸として。だから地方やブルーワーカーがトランプを支持したわけです。

歴史を見ればわかるけど、自由が規制されると社会が衰退する。なので自由の要求が出てくる。(封建主義からレッセフェール)

ところが、自由が加速すると富める者は富み、貧者はますます困窮する。すなわち格差が結果だけでなく、機会の格差にまで及ぶ。

そうすると、逆に自由が社会を衰退させることになる。そこで、今度は自由よりも平等の要求が出てくる(ワイマール・福祉主義)

現代で見ると、福祉主義の主に財政的行き詰まりから、ネオリベラル、新自由主義が台頭した。

ところが、かえってこの自由が社会の爛熟を蝕み始めた。そこで、世界で今出てきてるのは再び平等の要求なんですよ。

開きすぎた格差を是正し、再び自由が社会の爛熟をもたらすような状態を回復すること。

アベ自民がやってることはこれと完全に間逆なのですよ。自由か平等かってことは右左とは直接は無関係。