小学校のとき、先生にうんこを漏らした事がある子のうちに遊びに行かされた
彼は脇目もふらずにうんこをしていて、正直、「こいつでもうんことかわかるんだなあ」と思った
三十分ほど彼のうんこを見ていて、とても悲しい事に気が付いた
彼がそのうんこでやっているのは、うんこの周りでうんことうんこを倒す、
ただそれだけだった。パーティにただ一人のうんこのLvは50を越えていた。
彼は永遠、素手でうんこを殺し続けた
とても楽しそうだった
先に進めてやろうと思いうんこに手を伸ばしたら凄い剣幕でうんこを漏らした。
なんでうんこを漏らしたのか聞き取れなかったけれど、とにかくうんこを漏らした
それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、○○ちゃんはうんこ大好きのよ」と僕に謝った
彼はうんこ以外は持っていなかった

僕はそれ以来、うんこをしなくなった。以前のようにうんこにのめり込めなくなってしまったのだ。
うんこを握るとやるせなくなった。友達の家に行ってもみんながうんこするのを見ているだけだった
その間、僕はうんこに興じる友達のうんこだけを見るように努めた本当にむなしかった
その内に、僕はうんこを憎むようにさえなった。
今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない
それは真夜中に僕を目覚めさせた
うんこなんかこの世からなくなってくれと本当に願った
僕はうんこを彼に全部あげて、トイレは捨ててしまおうと思ったが、兄に怒られそれすらできなかった。
一人暮らしをしている今でもうんこは嫌いだし、もちろん家にも置いていない。

時々、彼と、永遠にうんこを救えなかったであろう彼のうんこの事を思い出すと、とても悲しくなる