NFTスニーカーに600万円突っ込む投資家も。「歩いて稼ぐ」ゲームSTEPN、
ブームはいつまで続く?

「歩いて、走って稼ぐ!」。ブロックチェーンを活用した次世代型インターネット「Web3」
の世界的な潮流を受け、こんなうたい文句で注目を集めているのが、非代替性トークン
(NFT)ゲームの「STEPN(ステップン)」だ。
STEPNは、パブリックブロックチェーン「Solana(ソラナ)」をベースに開発されたスマート
フォン向けアプリで、「Move to Earn(移動=運動=して稼ぐ)」をコンセプトに据える。
ユーザーはアプリに登録し、初期投資としてスニーカーNFT(ゲーム内資産に相当)を
暗号資産で購入した後、歩いたり走ったりすれば、ゲーム内通貨であるトークン「GST」
が得られる仕組みだ。
どれだけ稼げるかはユーザーが継続できるかどうかや、スニーカーNFTのタイプやレベル、
属性値、保有数などに左右される。ユーザーがSTEPNで「稼ぐ」には、主に2つの方法がある。
1つ目は、スニーカーをアップグレード(レベル上げ)することで獲得できるトークンを増やすことだ。
2つ目は、保有するスニーカーやシューズボックスをアプリ内のマーケットで売り出し、
暗号資産 を獲得する方法だ。
4月2日までに、コモン(灰色)・スニーカーNFTの最低価格は人民元換算で7500元
(約14万9000円)前後の値を付けた。直近のスニーカーNFTの最高価格は1万SOLで、
元換算では800万元(約1億5900万円)超に達している。