モータースポーツの歴史は、様々なカテゴリーが栄えては衰退して…を繰り返してきた。その理由は「真剣勝負」「ガチンコ」以外の何物でも無い。

勝利のために、メーカーが威信をかけたマシンを送り込んだ結果、シリーズが制圧されてしまい、対立するメーカーやチームが撤退してしまう。
あるいは、開発競争に拍車がかかりすぎてしまい、とてもメーカーがまかないきれないマネーゲームになってしまう。
その結果、シリーズそのものが衰退する。世界各国で、こんなパターンは繰り返されてきた。特に90年代中盤ごろはこの動きが顕著で、ご多分に漏れず、日本のレースシーンでもそれは同じことだった。

では、それを食い止めるには、どうすればよいか。

一つめは、「ワンメイク」と呼ばれる手法。タイヤやエンジン、果ては車体まで統一してしまうことで、競争を抑えてしまう。
もう一つは、独自のルール解釈を加え続けながら、「絶対王者が現れないようにする」こと。
言い換えれば、参加者同士での「八百長」「ヤラセ」を、ある程度許容してもらうことだ。

大抵、この「ヤラセ」「八百長」は極めて難しいので、近年のモータースポーツはワンメイク化が進行している。
だがしかし、この「八百長」「ヤラセ」を、実に25年以上に渡って行い続けているレースがある。それが、日本の「SUPER GT」だ。

もちろんマニアからはムチャクチャ評判が悪い
http://hayashiminoru.com/20080317/



だが、F1ですらも人気が下落した現代でも、スーパーGTは観客動員数を増やし続けている。