セナではなくホンダを叩くフランス人

プロストが語るアイルトン・セナ
「ホンダ川本社長は、ホンダがアイルトンに肩入れしているという私の疑念が正しいことを認めた」
https://www.motorsportmagazine.com/archive/article/october-1998/28/ayrton-senna-alain-prost

「1989年シーズンの前に、ジュネーブのゴルフクラブで当時の
ホンダ社長である川本さん他4人と夕食をとったとき、彼はホンダが
私よりもアイルトンを贔屓していることを認めたんだ」

「彼は『なぜ我々がそんなにセナをプッシュするのか知りたいか?
100%の確信は持てないけどね』と言っていた。でも一つだけ
彼が教えてくれたのは、エンジンに携わっている若手エンジニアが
アイルトンを支持しているということだった。」

「私はその説明が聞けてとても嬉しかった。自分が馬鹿で思い過し
をしていたわけではなく、私を悩ませていたセナの速さが、ホンダの
セナ贔屓によるものだったことが明確になったからね」

しかし状況は改善されず、実際はその逆となった。1989年に
プロストとセナの脆弱な関係は完全に崩壊した。