そう語った64歳のプロストは次のように付け加えている。

「今では問題なく我々がF1において最高レベルのエンジンを持っていると言うことができるよ。とは言え、フェラーリと争えるようにするにはまだ改善が必要だがね」

実際のところ、ルノーが行ったシャシーとエンジンの改善がうまくいったのは明らかだ。そして現時点ではルノーエンジンを搭載するマクラーレンとルノーがコンストラクターズランキングでトップ3チームに次ぐ4番手、5番手に位置している。

しかしプロストも、エンジンはともかくシャシー部分でトップ3チームのメルセデス、フェラーリ、レッドブルに追い付くのは簡単なことではないと考えている。

「あちらこちらでレッドブルには勝つことができるかもしれない。だが、今季メルセデスとフェラーリに追い付くのはまだ不可能だ」

プロストはそう語ると次のように締めくくった。

「今のギャップが1秒だとすれば、今季が終わるまでにはそれをコンマ5秒に削る必要がある」