昨年苦しんだリアの不安定さは改善されており、
「整合性は低速から高速まで問題ない」という。
STR13の基本的な素性は悪くなさそうだ。キーはこう語る。

「現時点では、フロントのエアロは昨年型の正常進化バージョンでしかないが、
マシンのリアは極めて新しい。
昨年型マシンは空力面に問題があったけど、その解決作業はうまくいったよ。
ただしエアロというのは、フロントとリアと
マシン全体が一体となって効果を発揮するものだ。
現時点のマシンはローンチ仕様であって、
これからさまざまな新パーツが投入されていくことになる。
おそらく他チームもそうだと思うけど、開幕戦オーストラリア、
第2戦バーレーン、第4戦バクーと、どんどんマシンの見た目が変わっていくと思う」

「我々はシミュレーション上で、もっとも速く走ることができると考えられる
ダウンフォース量とドラッグ量のままでマシンを設計している。
実際のところ、ホンダのパワーはルノーと比べても
そんなに大きく離れているわけではない。」

米家峰起●取材・文 
https://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/motorsports/motorsports/2018/03/08/___split_2/