つまりはライバル陣営もアルミツインチューブモノコックで当たり前って時代には
F2でも少数が使われたこと自体はあって、基本的にはあまり成功しなかったので
少数派のまま終わっちゃったって感じですか。

その後はF1とトレンドを同じくして三角断面アルミハニカムモノコックになり
F2最後期→F3000初期ともなるとカーボン/アルミ混成やフルカーボンまで移行するので
旧来の形のままだったラルトをあえて使おうというチームが出てこなかったというくらいに。

GCなら使えるってのは空力的な問題はカウルで対策できるってところなのかも。
F3では全く使い物になってなかったRT36/37系の極太カーボンモノコックも
ウィングカー規定で使われる北米フォーミュラアトランティックでは各々RT40/41として
傑作に列せられるというし。

F3000の話に戻ると、91年に事実上チームルマン運用のマシンが
レイナード91Dはチーヴァーの1台しか無いのに、ラルトRT23は2台あった
(ハーバート車と、第4戦鈴鹿まで伊太利屋のジェフ・リース車、第5戦でサントリーのシューマッハ車になり
本来ならシーズン最後までシューマッハが乗るはずだったもの)というのも不思議な話。

そういえばシューマッハ兄弟は「自分が今まで乗ったマシンはコレクションする主義」ってことからいうと
菅生で乗ったラルトも後にお買い上げになったのかどうかと。
ラルフの方は日本で乗ったレイナード持ってるそうなので。