【明城学院】シンジとアスカの学生生活6【LAS】 [無断転載禁止]©2ch.net
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★アスカとシンジの学生生活を想像してどんどん書き込んでください!★
貞本義行氏の漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」の「LAST STAGE 旅立ち」を起点とします
「明城学院附属高校」の受験日に起きた二人の出会いから始まる学園モノを想像/創造しよう!
内容は「貞エヴァのラストから始まる学園LAS」という形に準じていれば特に制限はありません
TV版・旧劇場版・新劇場版の設定・登場人物・エピソードを織り交ぜたり等々
そういったミクスチャーもOK!職人さんの裁量にお任せ!
構想をお持ちの方はジャンジャン投稿してください!
短編・小ネタもドシドシ投稿お待ちしています!
よ〜し職人さんの作品に挿絵を付けちゃうぞ
という絵師の方もガンガン投下お願いします!
★前スレ★
【明城学院】シンジとアスカの学生生活5【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1450700274/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活4【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1437394781/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活3【LAS】 [転載禁止]c2ch.net
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1416674769/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活2【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1384532292/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活【LAS】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1370587184/ >>246
乙乙乙ー!
ろくな稼ぎのない高校生で婚約指輪かぁー
とうとうここまできてしまったというとこかなw
この勢いで3年間過ごしたら卒業する頃にはアスカのお腹が大きく膨らんでるか
子供がいてもおかしくないなw
続きはよ >>246
乙です
シンジがお婿さんにしたいNo1は確かに納得ですね
草食系男子の先駆け的な存在と言っても過言じゃないくらい
続き楽しみにしてます >>247,248,249,250,251
まいど、ど〜もです。
更新、遅くなってスイマセン。。。
えっーと、プロポーズはまだです。そう簡単には。。。w
婚約指輪もまだです。婚約を約束する指輪。つまり婚約指輪(仮)であります。w
お婿さんにしたいランキングは、ただ今、8位です。さて、1位に輝くのか。。。。w
では、Part12の残りを。。。
結局、終われなかった。。。。 12月24日 9:30AM
アスカ「アンタ、バカぁぁぁ。今日は、クリスマスイブ。バイトが休みの日曜日。デートする約束なんてしなくったって分かってるわよね?普通は!それを、合コン?なに考えてるのよっ!」
シンジ「・・・・あっ。うん。ごめん。わ、分かってるよ。でもケンスケが、このチャンスを逃したら地獄の高校生活だから助けてくれって。。。お昼ご飯食べたら、すぐに戻るからさ。。。。」
アスカ「そんな言い訳、通ると思ってるの!冗談じゃないわ。相田とアタシのどっちが大切なのよ」
シンジ「そ、そりゃ、ア、アスカに決まってるじゃないか。ボクは、世界中の誰よりもアスカが好きなんだし、婚約する約束だってしてるんだから。。。」
アスカ「アンタ、この期に及んで、よくそう言うこと言えるわよね!口だけうまくなっちゃって。。。」
シンジ「と、とにかく、お昼ご飯食べるのに付き合うだけだから。その後は、アスカの側にずっといるから、ねっ。ト、トウジも、すぐ帰るって言ってるし。。。」
アスカ「・・・・言っとくけど、ヒカリもただじゃ置かないって言ってるからね。覚悟しときなさいよ」
シンジ「・・・・あ、うん。今となりでトウジも、イインチョに電話してるから。。。」 ヒカリ「どう言うことよっ!今日、一緒に出かけるって約束してたわよね!」
トウジ「ス、スマン。で、でもな。これは、ひ、人助けや。そう、ケンスケとの友情や。。。分かってくれやぁぁ」
ヒカリ「す〜・ず〜・は〜・ら〜・ぁぁ〜。そんなモン、分かるわけないでしょうがッ!!それで、相手は、どこの子よ」
トウジ「は、は、はいっ!た、大変申し訳ありません!です!あ、相手は、隣の女子校の子や。ひ、昼メシ食ったら、シンジとすぐに戻るさかい。。。」 アスカ「で、どこにいるのよ!」
シンジ「そ、それ聞いてどうすんのさ。ま、まさか。。。。」
アスカ「当たり前でしょ。そのまさかよ!とっとと白状しなさい!やさしく言ってる内にねっ」
シンジ「テーマパークだよ。。。隣町の。ほ、ほんとに来るの?」
アスカ「行ったら都合が悪いのかしら?アタシの大事なフィ・ア・ン・セ・(仮)・さまぁぁ。ヒカリも一緒に行くからね」
シンジ「・・・・ウッ。わ、分かったよ。。。でもケンスケのことも考えてあげてよ」
アスカ「相田が、どうなろうが、知ったことじゃないわよ!興味もないし。問題は、アンタよ!行動次第じゃ、血、見るわよ」
シンジ「ね、ねぇ、信じてよ。絶対にヘンなことになんかならないから。約束するから。あっ、そうだ。クリスマスプレゼント、楽しみにしててよ。アスカが絶対に気に入るモノを買ってきたから。。」
アスカ「アタシをモノで釣ろうなんて、100年早いわよ!アタシが、今どんな気持ちでいるか考えてよ。。。とにかくヒカリと、これから行くからね」
シンジ「う、うん。分かった。ア、アスカぁ。。。ごめんね。」
アスカ「謝るんだったら、最初から断りなさいよっ!」ブチッ シンジ「・・・・はぁ〜。どうしよ。。。あ、トウジ、そっちは?」
トウジ「この顔見れば分かるやろ。。。はぁ〜」ゲッソリ
シンジとトウジが大きく溜め息をついた時、ケンスケが女の子を3人連れてやってきた。
ケンスケ「あ、碇、トウジ。待たせたなぁ。アレっ、お前たち元気がないな、どうした?」
シンジ「ケンスケ。ちょっと、こっちに。。。アスカに、バレた」
トウジ「こっちも、イインチョにバレてもうた。で、ワイとシンジは、昼メシ食ったら帰るからな」
ケンスケ「なに言ってんだよ。。。もう少し付き合ってくれよ。やっとの思いで彼女を誘い出せたんだからさ、協力してくれよ。。。。」
シンジ「ケンスケ、協力したい気持ちはあるんだけど、無理だよ。だってアスカたちが来ちゃうんだよ、ここに。。。」
ケンスケ「・・・・エッ!う〜ん。だけど、なぁ。。。あ、そうだ。そんなことより紹介するよ。オレの最高な被写体A子さん。そして友達のB子さん、C子さん。そしてこっちが碇シンジ、それから鈴原トウジ」 シンジ・トウジ「「あっ、はじめまして。よろしく」」
A子・B子・C子「「「こちらこそ、よろしくね」」」
ケンスケ「じゃ、入ろうか。これチケットね。はい。それで、入ったら、とりあえず、コーヒーでも飲んで、どのアトラクションから見るかを決めない?」
シンジ・トウジ「「・・・・・・・・・」」
ケンスケ「なに飲む?オレ買ってくるからさ」そう言うと、ケンスケは一人で飲み物を買いに行った。その時
A子「あなたが、碇くん?お婿さんにしたいランキング8位の。。。」
シンジ「えっ。なにそれ?知らないんだけど。。。」
A子「何で知らないの?うちの高校でも評判よ。あ、そうだ。今日、わたしと一緒に回りましょうよ」
B子・C子「「エエエッ!A子、ズルイ!わたしたちも碇くんに会うの楽しみにしてきたんだから。。。」」
シンジ「・・・えっ。なんなの。それって。今日はケンスケの。。。」
A子「別にいいのよ。だって相田ってタイプじゃないし。碇くんに会えるって言うから来たんだし、相田が戻ってくる前にみんなで出かけちゃいましょ」
B子・C子「「それがいいわね。じゃ、碇くん、行こうよ」」
シンジ「ダ、ダメだよ、そんなこと。ケンスケと付き合ってあげなよ」
トウジ「・・・・じゃ、ワシは、お役御免と言うことで。ほな、シンジ。頑張れよ」
シンジ「あ、おい。なに言ってんだよ、トウジ。逃げるなぁぁぁ」
トウジ「スマン。。。。」と言い残すと逃亡に成功した。入れ替わりにケンスケが戻ってきた。 ケンスケ「あれ、トウジは?トイレ?」
シンジ「・・・・逃げたよ。。。。」日頃、温厚なシンジだが、この時ばかりは本気でトウジを呪っていた。
ケンスケ「・・・・そ、そうか。。。碇は、大丈夫だよな」
A子「相田さぁ、わたしたち、碇くんと見て回るからさ、適当に写真撮ってよ」
ケンスケ「な、なんで、そんなことになってるんだぁ。。。」
A子「だって明城学院お婿さんにしたいランキングのTOP10入りしてんのよ、碇くんは。興味あるに決まってるじゃん。わたしたち碇くん目当てなんだから」
シンジ「そんなの知らないし、ボク、関係ないから。。。」
A子「うん。関係なくてもいいよ。碇くんのこと、気に入っちゃったから。さ、行こ」とA子がシンジと腕を組むと、
シンジ「ワッ!ダメ。ダメだよ、腕なんか組んじゃ。。。ボク、アレ、アレルギーだから、絶対ダメ」
A子「なに言ってんのよ。碇くんって、惣流さんと付き合ってんでしょ?腕ぐらい組んでるんでしょ。それに相田から聞いたけど、惣流さんってワガママで、すぐに
暴力振るうんだって。
別れちゃいなさいよ。わたしなら、いつだってやさしくするんだから。。。ねっ!」
シンジ「ど、どうして、そんなこと言うんだよ。アスカは、そりゃ少しぐらいはワガママ言うけど、いつもじゃないし。
暴力的って、それはボクが、だらしない時や悪いコトした時だけで、ちょっと平手打ちされるぐらいだよ。それにアスカはいつだって優しいんだ」
A子「なに言ってんのよ。そんなに大事なら、なんでクリスマスイブの合コンに出てくるのよ!おかしいじゃない!心のどこかで別れてもいいって思ってるからここに来たんじゃないの?」 シンジ「ケンスケから頼まれたからだよ。。。」
A子「それって、愛情より友情を取ったってこと?あり得ないでしょ、そんなこと。わたしの彼氏がそんなんだったら、別れるわよ!」
シンジ「・・・・・そ、そうなんだ。。。」
A子「そうよ。もう碇くんは、彼女を裏切ったんだから。このまま、わたしとデートするしかないじゃない」
シンジ「・・・・ダメだよ。アスカに謝らなきゃ。ボクは、アスカと別れるつもりはないし、何よりアスカのことが大好きなんだから。
それにアスカは、ボクのことを信じてくれているから。絶対に別れないよ。じゃ、ケンスケ、A子さん、悪いけど帰るから」
ケンスケ「・・・・碇ぃぃ」
A子「な、なによ!惣流さんに振られちゃうんだから」
シンジ「・・・・そんなこと絶対ないから!」
と、普段温厚なシンジが珍しく感情を荒げた時、アスカが現れた。 アスカ「シンジッ!」
シンジ「・・・・ア、アスカ!」
アスカ「アンタって。。。目を瞑って歯を食いしばりなさい!お仕置きよっ!」
シンジ「う、うん。。。。。」
・・・・・・・chu・・・・・・
アスカ「ま、しっかり断ってくれたから、今回だけは許してあげる。それにしても、アタシのこと、いいように言ってくれちゃって。もっといいところあるでしょ。
あ、それからA子さん。こんな男だけど、アタシには大事なコレだから」と左手薬指の指輪を見せつけた。
A子「ウッ!なんかバカみたい。。。B子、C子、帰ろ。とんだクリスマスイブだわ。惣流さん、そんなに大事なら、ちゃんと捕まえておきなさいよ」
アスカ「そうね。再教育が必要ね。それにしても、アンタも手ぶらで帰るより、そこに転がってる相田でも拾って帰れば」
A子「それは無理!悪いけどメンクイなの。相田、もううちの高校には近づかないでくれる」
ケンスケ「ウウウッ。。。最悪だ。。。」 アスカ「さっ、シンジ。アタシたちも帰ろ。それとも、テーマパークにいるんだから、何か見てみる?向こうにヒカリたちもいるし。。。」
シンジ「そうだね。せっかくだから。。。あ、トウジ!裏切ったなぁ!」
トウジ「だから、スマン言うたやないかぁ〜。あ、ケンスケのヤツ、何か白くなって固まっとるぞ」
ヒカリ「自業自得だから、ほっときましょ」
そして2組のカップルは、それぞれ互いの相手と手を繋いだまま、テーマパークにある大きなクリスマスツリーの前まで歩いてきた。
トウジ「さすがやな。シンジと惣流は、手の繋ぎ方も堂々としてしとるなぁ。。。」
ヒカリ「そりゃ、ワタシたちとは、貫禄が違うわ。。。」
アスカ「なに言ってんのよ。クリスマスツリーの前まで来たんだから、愛を誓い合わなきゃ。ねっ、シンジ」
シンジ「う、うん。アスカ、これ、クリスマスプレゼント。受け取ってくれるかな」
シンジは、アスカの誕生日に渡した指輪と同じデザイナーが作ったトルコ石を埋め込んだシルバーのペンダントをプレゼントした。
アスカ「わぁ、キレイ!指輪とお揃いなんだ。。。ねぇ、着けてくれる」
シンジ「うん。アスカ、よく似合ってるよ。。。」 アスカ「あ、ありがと。じゃ、これがアタシからのプレゼント」
シンジ「なんだろ?あ、手袋だ。これ、ひょっとすると手編み?」
アスカ「うん。シンジに内緒でヒカリに習って何とか作れたの。。。ところどころヘンなところがあるけど、次は、ちゃんと作るから。。。」
シンジ「ありがとっ!!温かいよ手袋」
シンジは、アスカが心を込めて作ってくれた手袋に感動して、アスカに抱きつくと
シンジ「嬉しいよ。ありがとっ!アスカぁぁ。。。」
アスカ「あ、シンジ、甘えん坊になった。。。」
シンジ「アスカのが移ったんだ。。。」
アスカ「えっ、そう?」
シンジ「そうだよ!」と乳繰り合っていると、
トウジ「・・・・ワシらには、無理や」
ヒカリ「・・・・そうね、アスカたちって、プロよね」
傍らにいたトウジとヒカリは、目の前で、抱き合うは、kissはするは。。。シンジとアスカの愛情表現に、自分たちの未熟さを思い知らされ、そして呆れかえっていた ヒカリ「もう、これ以上、ここにいるとアタマがおかしくなりそう」
トウジ「そやな。ワシらは、帰ろ。。。あ、ここ出たらプレゼント渡すさかいに」
そう言うと、ふたりは、シンジたちに気付かれないようにこの場を去って行った。。。。
その後しばらくイチャついて、周りを見るとトウジとヒカリがいなくなってるのに気付いた。
アスカ「どこに行っちゃったのかしら?それにしても何だかあのふたり、色ボケしてるわよね。。。」
シンジ「そうだよね。。。トウジたちもしっかり手を繋いでたし」自分たちのことは棚に上げ、まったく自覚症状のないふたりであった。。。
アスカ「アタシたち、どうする?」
シンジ「ボクらも、そろそろ帰ろうか。いつもアスカと行く洋菓子屋さんにケーキ頼んであるんだ。一緒に食べようよ」
アスカ「あら、シンジにしては気が利くわね。アタシと一緒に食べたかったんだ。一緒にいたかったんだぁ。。。」
シンジ「あ、当たり前だろ。アスカFirstなんだから。。。」
アスカ「嬉しい!シンジ、好きよ」
付き合いはじめて、最初のクリスマスイブは、もめ事はあったけど最終的には、アスカの言う仲直りのしるしを行う事で元の鞘に戻っていった。
Part 12 fin. >>263
乙です
あちゃー・・・・・シンジのランクは8位だったね
まあケンスケも最後は悲惨だったけど
シンジを撒き餌に使ったのがマズかったね
それにしても読んでるこちらが2828しちゃうくらいラブラブでしたね
あんなお仕置きされたら余裕で落ちる自信ありますw
続き楽しみにしてます >>263
乙乙乙ー!
シンジが甘えん坊になったか・・・・・・・いいねぇ〜このやり取り
もうお前ら学生結婚しろよw
続きはよ >>264,265,266,267
ど〜も、です。
なかなかネタが思いつかず苦戦しています。。。Part12なんか、もう無理矢理でした。。。ww
時系列で書いているので、ネタが揃わないと、なかなか話が進みません。
ですので、いろいろと考えたのですが、やっぱり加速装置を使って、一旦ゴールを目指します。
(進まないままだと、未完走になりそうだし、前に書いたアスカ「・・・・シンジあんた〜」の時のように雑になっちゃいそうで、これもまたよろしくないですよね)
その後、ネタができた時点で番外編を投稿しようかなっと。。。現時点では、これがベターだと思ってます。
それにこのスレは、自分だけのモノじゃありませんし、投稿機会を待っている作者の方もいるかと思います。
ですので、何卒、ご了承ください。
では、加速装置でカッ飛んで、Part 13です。 Part 13
そして月日は流れ、付き合いはじめて1年を超えた。。。。
いくら仲が良くても、まだ高校生カップル。時には些細なケンカもした。
シンジの許容範囲を超えたアスカのワガママや、アスカに内緒でトウジやケンスケと遊びに行ったことなどがケンカの主な原因。
たいていの場合、シンジがアスカを無視するように背を向けて距離を取るようにしたり、
アスカが、平手打ちなどの物理的実力行使したりしても、その日の内に、元通りになっていた。が、1度だけ、それでは収まらないことがあった。
それは、2年生の夏休みが明けて暫く経った時のこと。
ケンスケがシンジの部屋にエッチDVDを置き忘れ、それをアスカが見つけて大激怒。
シンジも必死に言い訳をしたが、その内に話が、どんどんと拗れてきて
アスカ「アタシ、昨日図書館で見たんだよ、偶然だけど。。。」と言うと
シンジ「・・・・・アッ。。。」と小声を上げた。
と言うのも、昨日、シンジは調べ物があって、図書館に行った時、他のクラスの子から告白を受けていた。
その時、シンジは、その子を傷つけまいと「ごめん」と言ったきり俯いて黙り込んでいた。
暫く沈黙の後、その子がおとなしく引き下がったが、泣かれて抱きつかれでもしたら、シンジの性格からすると、肩を抱くぐらいのことはしたかもしれなかった。
そう言う雰囲気が、そこにあったのをアスカは見ていた。 アスカ「バ、バカッ!バカッ!アタシを守るって言ったのに、アタシの気持ちは、どうだっていいんだ。。。アタシたち終わりかな。。。」そう言うと、その場から逃げるように走り去った。
シンジは、ただ立ち尽くした。自分が優柔不断で、ハッキリとした態度を取らなかったことで、アスカを傷つけてしまったことを悔やんだ。
それから、すぐにアスカへ電話したが、アスカは、出てはくれなかった。
シンジとアスカがケンカして別れたと言う噂が、学院内に飛び交い、これをチャンスとばかりにアスカに交際を申し込もうとする者も現れた。
翌日、アスカは、体調不良を理由に学校へ出て来なかった。
アスカと仲の良いヒカリに尋ねると「碇くん、見損なったわ!アスカは、もう戻ってこないかもしれないわよ。これだけ言えば分かるでしょ!」
シンジは、すぐに教室を出るとアスカの実家へ向かった。
実家の鍵はキョウコからもらっていたので、玄関を開け、アスカの部屋の前で
シンジ「アスカ、いるんでしょ。お願いだから聞いて欲しいんだ。。。出て来てよ。。。」とアスカに何度も呼びかける。
その時、バスルームからシャワーを浴びたアスカが
アスカ「ママ、もう帰ってきたの。。。。」とバスタオルを巻いただけの姿で出て来た。。。
シンジ「・・・・アスカ」
アスカ「・・・・シンジ、何しに来たの。。。。」
シンジ「アスカ。聞いて欲しいんだ。信じて欲しいんだ。。。」
アスカ「もう、ここから出ていって!」と叫び、シンジに平手打ちをしようとしたが、その右手をシンジにつかまれ「キャッ」と悲鳴を上げた。
シンジは、構わずアスカを引き寄せ、両手でアスカの耳の下を掴むと首をあげさせて、いきなりkissをした。
それは、息ができなくなるほどの長い長い、そして熱いkissだった。そして、アスカの背中に腕をまわし抱きしめた。
シンジ「ごめん。強引なことして。図書館でのことは、確かにボクが曖昧だった。あの子を傷つけないようにと思いながら、どこかでボク自身が傷つきたくなかったからあんな態度を取ったんだと思う。
それで、結果的にアスカを不安にさせてしまったんだ。本当にごめん。でもね、これだけは信じて。ボクは誰よりもアスカが好きなんだ。
アスカを大好きだって気持ちが、揺れ動いた事なんて一度もないよ。そして誰にも渡したくない!だから、アスカ。。。。」 アスカ「バカッ。バカッ。。。だったら、なんでアタシを不安にさせるのよ。アタシの気持ち分かってくれないのよ。アタシだけを見てくれないのよぉぉ」
泣きじゃくるアスカは、いつものアスカとは違って、とても弱々しく、まるで繊細な硝子細工のように感じられた。
シンジ「もう2度とアスカが離れていくようなことはしないから。お願いだから、信じて。それにね、下駄箱から滝のように流れ落ちるラブレターを見てたら、ボクだって、嫉妬したり、不安になったりするんだよ。
アスカが、他の人を好きになったらどうしようって。でも、アスカを信じてる。信じてるから」そう言うと、アスカの涙を指で拭い再びkissをした。
しばらく無言で抱き合って、アスカがシンジの名を呼びながら、身体を離そうとした時、アスカの身体に巻かれていたバスタオルが、スルリと落ちた。。。。
シンジ・アスカ「「・・・・・ワッ!。。。。」」
アスカ「キャッ!見ないでぇぇ!見ちゃ、ダメぇぇ。。。」
シンジ「・・・・・キ、キレイだ。。。ア、アスカぁぁ。。。」
アスカ「バ、バカぁぁぁ。。。。」 そして、その日の晩、赤い顔をしたシンジの背中にアタマを擦り付けるようにしながら手を引かれたアスカが寮の前で目撃された。
アスカ「・・・・アタシを幸せにする義務があるんだからね。・・・・なんて許さないんだからね。。。。」
シンジ「・・・・分かってるさ。約束するよ。。。任せて」
その時、アスカもまた頬を染め、なぜか少しだけガニ股気味にぎこちなく歩いていたが、とても幸せそうな顔をしていた。きっと二人にしか分からない何かがあったのだろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、11月下旬。今年も明城学院“裏”サイトで、アスカが昨年から気にしている“お婿さんにしたいランキング”が発表されていた。
そこで、ついにシンジが、なんと1位になってしまったのだ。
寸評では、180cmの高身長に、中性的なやさしい顔立ちに加えて魅力を増した笑顔、さらに誰もが絶賛する料理の腕などは、他の追随を許さない実力の持ち主。特に1年の女子生徒には絶大の人気。
ただし彼女の惣流アスカが、ガッチリとガードしているが、性格的に若干優柔不断のところがあるので、アタックする価値はある。。。云々
数ヶ月前のシンジとの出来事があって以来、アスカの心は、嬉しさと不安で綯い交ぜの日々を過ごしており、
それに加えて、この明城学院“裏”サイトの記事。アスカの危機感は絶頂に達し、ついにアスカは、シンジに迫ったのだ。 アスカ「ねぇ、結婚したい!」
シンジ「はぁ。。。どうしたのアスカ?急に。。。」
アスカ「どうしてもよ。それともアタシじゃダメなの?」
シンジ「・・・・そ、そんなことある訳ないじゃないか。ボクには、アスカしかいないし。。。だって去年、婚約するって約束したじゃないか」
アスカ「だって、シンジのことを考えてると心が苦しくなるの。。。安心したい。。。」
シンジ「でも、ボクは、17歳なんだから、結婚はできないし、まだ高校生だよ、ボクら。。。」
アスカ「じゃ、18歳になったらいいの?それとももっと先になるの?いつになったら。。。」
去年と同じく答えが出せない問答が続いていたが、今年のアスカは、違っていた。
泣く、怒る、騒ぐ、そして脅す。持ってる手段を出し尽くした。特に最後のひと言が決定的になった。
アスカ「アタシのすべてをあげたのに。。。。」(´Д⊂グスン
そのひと言にシンジに抗う術はなかった。。。
シンジ「アスカ。ボクはいつだって、アスカのことを一番大事にしたいと思ってる。だけどボクが、優柔不断な時があったりするんでアスカを不安にさせてるのかな。
もし、そうだったら、ごめんね、アスカ。ボクだって、できれば結婚したいさ。。。でも、高校生だし、それに、こんなボクでいいの。。。」 アスカ「・・・・シンジじゃなきゃイヤ。それにこの前、あの夢をまた見たの。そうしたらあの夢の中でシンジにワガママばかり言って困らせていたわ。
もし、アタシが、いつも素直でいたら、きっと幸せな時間がいっぱいあったはずよ。。。だから後悔したくないの」そう言って泣きながら震えていた。
シンジは、アスカの気持ちが落ち着けるように、そして自分の気持ちがアスカに伝わるように、やさしく抱きしめた。
シンジ「・・・・そうだったのか。うん。分かった。いいかい?アスカ。ボクら、まだ未熟で、足りないところがいっぱいあるんだ。だから、大人のようにお互いの足りないところを補ったりは簡単にはできないと思う。
きっとこれからもケンカはするだろうし、お互いがまだ知らないところを見つけては、イヤだと思うこともあるかもしれない。
それにね、若いというだけで他の人から中傷されることもあるかもしれない。だけど、ボクらふたりが、強く信じ合ってさえいれば、どんなことだって乗り越えていけると思うんだ。
そして、ボクもボクのすべてをあげる。キミを生涯大切にする。だから、ふたりで力を合わせて未来を掴もうよ。結婚しよう!アスカ!・・・愛してるよ」
アスカ「あ、ありがとう、シンジぃぃぃ。。。愛してる。。。アタシ、幸せ。。。」
シンジ「だけど、今は、アスカに相応しいような婚約指輪は買ってあげられないよ。ボクが就職して給料を貰えるようになったら、ちゃんと渡すからガマンしてね」
アスカ「うん。シンジの気持ちだけでいいの。。。」
シンジの胸の中にスッポリと収まるアスカは、シンジから決定的な愛の告白を受け取ると、幸せに満ちあふれた顔をしていた。
アスカから伝わる温かな感触が、シンジに告白の勇気を与えたのかもしれない。。。 そして翌日、シンジとアスカは、キョウコに自分たちの考えを伝えた。すると、
キョウコ「・・・・・反対はしないわ。だけどね、大切なことだから電話じゃなくて、こちらに帰ってきなさい。しっかり話をしましょ」
アスカ「分かったわ、ママ。週末に、シンジと帰るね。あっ、シンジが午前中に用事があるみたいだから、夕方になると思う」
アスカの実家へ向かう電車の中で、アスカは、ずっとシンジの右肩に頬を乗せていた。それが一番素直に話せると思ったから。
アスカ「ねぇ、シンジ。アタシってワガママだよね。ごめんね。勝手に結婚なんて口走っちゃって。。。
シンジ、イヤならそれでもいいよ。アタシが悪いんだから。。。」
シンジ「聞いて。ボクは、アスカと出会ってから、少し大人になった気がするんだ。これまでは、人の言ってることやしてることなんかが気になって
自分の意見なんか、話せなかったんだ。でもね、アスカのことを好きになってからは、もう子供の時のように無責任じゃいられないって思った。
アスカだって、いい加減な気持ちで結婚を口にしたんじゃないよね。ボクだって結婚したいと思ったんだよ。だから、ママさんに結婚の件は、ボクの方から話すね」
アスカ「・・・・うん。ありがとっ、シンジ」
そう言うと、アスカは、シンジの手を強く握り締めた。指と指を絡めて、二度と離さないかのように。
シンジは、左手でアスカの頬をやさしく撫でた。アスカが安心していられるように。 >>276
乙乙乙ー!
あいやー!とうとうお義母さんに改めて挨拶するアルかー!
これは卒業時にアスカ腹ボテも現実味を帯びてきたかぁ!?w
これからどうなるのか知りたい
続きはよ シンジが180cmまで伸びたならアスカは185cm以上あるんだろうな >>277
ど〜も。
やっぱり挨拶は必要ですよねぇ。
ま、何度やっても緊張するし。。。
でわでわ アスカの実家に着くと、キョウコが笑顔で迎えてくれた。
アスカ「ただいま。ママ。お腹すいたなぁ〜」
シンジ「ただいまです。。。突然のことで驚かれたと思いますが。。。」
キョウコ「はい、お帰りなさい、問題児たち!今日のところは一緒に楽しく夕飯をたべましょ。まだアタマの整理が付いた顔になってないみたいだし、だから明日、落ち着いて話をしましょ」
キョウコ「それじゃ、アスカ、夕飯の支度するから手伝いなさい」
アスカ「は〜い。なにつくるの。。。」
シンジ「あっ、ボクも手伝います」
キョウコ「シンジくんはリビングでゆっくりして。アスカと女同士でちょっと話したいから。。。ごめんね」 アスカとキョウコは、夕飯の支度をしながら、何事かを話していた。。。
キョウコ「あら。アスカ、ずいぶん包丁の使い方とか上手くなったわね」
アスカ「う、うん。よくシンジと一緒に夕飯つくってるから。。。シンジの部屋ね、ちょっとヘンな間取りでキッチンが大きいのよ」
キョウコ「・・・・・あ、そう。。。」(この子ったら。。。)
アスカ「あ、宿題とか、いつも一緒にしてるから、夕飯つくるのも気分転換になるの。。。」
キョウコ「・・・・・ふ〜ん。そうなんだ」
アスカ「成績だって落ちてないでしょ。シンジだって、むしろ上がってるんだから。。。」
キョウコ「ところで、親のワタシが聞くのも、アレなんだけど、シンジくんとどこまで。。。。」
アスカ「・・・・・・・・」カァァ/////
キョウコ「・・・・そう」
アスカ「・・・・こ、後悔はしてないわ。嬉しかったんだから。。。」
キョウコ「それで、シンジくんに結婚を迫ったりしてないわよね」
アスカ「・・・・す、少しだけ。アタシもズルいなって分かってたんだけど、やっぱり不安で。。。でも、シンジから言われたの、信じ合っていれば大丈夫だって」
キョウコ「シンジくんに感謝しないとね。。。それから、まだ、おバァちゃんって呼ばれたくないからね。。。」
アスカ「・・・・う、うん。ママ、心配かけて、ごめんね」
キョウコ「じゃ、できたのからテーブルに運んで」
アスカ「シンジ、できたわよ。運ぶの手伝って」
シンジ「ん。分かった。あっ、美味しそう。。。」 翌朝、朝食を食べ終えると、シンジとアスカは、キョウコと話しはじめた。
キョウコ「少しは落ち着いた?なかなか話しづらいことかもしれないけど、大事なことだからね。それでね。電話でも言ったように、反対はしないわ。
むしろユイの息子が、アスカと結婚なんて、こんな嬉しいことはないわ。だけどね、シンジくん。アスカのワガママに付き合って結婚するんだったら、考え直した方がイイと思うの。
まだ、アナタたちには、考える時間はタップリあるんだから。時間をかけて、お互いが納得してからでも遅くはないんじゃないかしら。
シンジくん自身も自分の人生を第一に考えて、その上でアスカが絶対に必要なのかを考えて欲しいの。
アスカは自分の娘だからよく分かるのよ。シンジくんのことが好きになって思い詰めちゃったんだと思う。
そう言う性格だから仕方がないんだけど、シンジくんは自分の気持ちに正直でいてくれる。だから、今結婚を急ぐことはないのよ」 シンジ「はい。ありがとうございます。でもアスカは、きっかけを作ってくれただけでプロポーズは、ボクがしました。
そりゃ、未成年なんだし、結婚なんて早いとみんなから言われると思いますが、ボクは、そうは思いません。
アスカから、あの夢の話を聞いたと思います。あれは、この地球での出来事なのか、地球に似た遠くの星の出来事なのか、
それともSF小説に出てくるパラレルワールドみたいなところの出来事なのか、分かりませんが、
ボクの両方の掌にある痣や、アスカの腕にある痣を考えると、きっと本当にあった出来事だったんじゃないかと思えるんです。
あの夢の中で、ボクは、エヴァに乗って戦いたくなかった。怖かった。。。
しかし無理矢理乗せられて、いつ死んでもおかしくない状況で戦っていたんです。
でもアスカと出会って、気が付いたんです。
アスカのことが好きになって、アスカを守りたくて、アスカと一緒にいたくて、
だからエヴァに乗って戦う事がイヤで仕方なかったのに、ボクは、そのためだけに戦ったんです。
最後の戦いの時も、これが終われば、アスカと生きていける。アスカとの未来のために、この戦いに勝つんだと。。。
その強い思い、思念みたいなモノが、宇宙なのか、時空なのか分かりませんが、漂い乗り越えて現実のボクたちに辿り着いたんだと思います。
思い出しただけでも吐き気がするむごたらしい記憶、愛すべき人に出会った忘れられない記憶。
あの夢は、この世界でボクとアスカが出会ったことで終わり、思念は成就したんだと思っています。
そして現実のボクとアスカが、さらに新しい夢を紡ぐ時が来たように感じているんです。
ボクとアスカで、ふたりで力を合わせて新しい時を刻みたい。
そうだろ、アスカ。。。」 アスカはコクリと頷き、シンジが、繋いだ手に思いを込めてギュッと握ると、アスカもしっかりと握り返した。
不器用な話し方だけど、シンジのやさしい言葉に、アスカは、シンジと一緒にいれば、結婚すれば、きっとどこまでも自分を幸せに導いてくれるだろうと思った。
シンジ「それに、アスカを抱きしめると、アスカのぬくもりが、ボクをとても幸せな気持ちにさせてくれるんです。
その時、はじめて本当に生まれてきて良かった、と思ったんです。父さん、母さんのこと、あまりよく知らないけど、ありがとうって言いたくなったんです。。。
ボクもアスカも決して軽はずみな考えで結婚するつもりはありません。真剣に考えました。どうか、ボクとアスカの結婚を認めてください。お願いします」
キョウコ「・・・・・・・ありがとう。シンジくん。そして、ごめんなさい。ワタシ、こんなに真剣にアスカのことを考えてくれていたなんて思わなかったわ。
高校生だから、きっと好きだから結婚したいって言うのかもしれないって思ってたの。でもそうよね、考えてみればユイの息子なんだから、いい加減だったり中途半端なことはしないわよね。。。
シンジくん、本当にいいのね。一人娘で甘やかせて育てたから苦労するわよ。。。それでも貰ってくれるのね」
シンジ「はい。ありがとうございます。。。」
アスカ「ママ、ありがとう。アタシ、シンジと幸せになるから。。。」
キョウコ「・・・・・こんな日が、こんなに早く来るとは、思ってもいなかったわ。。。そうだ、今晩は、お祝いをしなきゃね」
アスカ「えっ、そうしたいけど、寮に戻んないと。明日から学校が。。。」
キョウコ「明日と明後日は、学校を休みなさい。わたしが連絡しておくから。それで、明日はふたりで、いつ、どこで、どんな結婚式を挙げるのか。
結婚後は、どうやって暮らしていくのかをふたりで考えなさい。もちろん学業が最優先でよ。
それから明後日は、アスカの誕生日だし、いい記念にしたいから、ふたりともワタシにちょっと付き合いなさい。いいわね」
シンジ・アスカ「「・・・・はい」」 その夜、キョウコは、シンジとアスカを祝うために、馴染みのレストランに料理をつくってもらい、ささやかなホームパーティを開いた。
キョウコは、未成年だから本当はイケないんだけど、今日は特別に。と言うとシンジとアスカにとっておきのシャンパンを注いだ。
キョウコ「シンジくん。アスカ。おめでとう。。。じゃ、乾杯ッ!」
シンジ・アスカ「「乾杯ッ!ありがとうございます」」
キョウコ「う〜ん。そして、これで名実共にシンジくんの保護者になるのよね。。。」
シンジ「あ、これからもお世話になります。。。」
キョウコ「・・・・でも、これからが大変なんだよ。。。ま、若いんだから、いっぱい悩みなさいね。あ、そうだ。一応アスカの母親として言うけど、返品不可だからヨロシクね」
シンジ「アハッ。それ、付き合いはじめた時にアスカからも言われてました。。。」
アスカ「と、当然よッ。アタシ、絶対離れないんだから!」ガシッ
シンジ「ア、アスカ。。。あっ、ちょっと待って」シンジはポケットから小箱を取り出し、アスカに差し出した。
シンジ「アスカ、これ貰ってくれないかな」
アスカ「ん・・・・これって。指輪じゃないの?婚約指輪は、シンジが就職してからって。。。」
シンジ「う、うん。父さん母さんの顧問弁護士さんに、一昨日電話したんだ。叔父叔母の件の時、進学や就職、結婚する時には、遺言を伝えるから必ず連絡するように言われてて。。。
それで、アスカと婚約することを話したら、すぐに来るように言われて、昨日の朝一番で、弁護士さんの所へ行ったんだ。
そうしたら母さんが、遺言でボクのお嫁さんに、着けて欲しいって、これを。父さんが母さんに渡した婚約指輪なんだ」 アスカ「・・・・いいの?形見じゃない。そんな大事なものを。。。」
シンジ「だって、アスカは、ボクのお嫁さんになるんだろ」
キョウコ「よかったわね、アスカ。いただきなさい、大事にするのよ。。。ユイ、粋な計らいしてくれるわね。ありがとうね」
アスカ「うん。ありがとう、シンジ。そしてシンジのママ」
そしてアスカは、いつも着けている婚約指輪(仮)を外して、左手をシンジの前に差し出した。
シンジ「・・・・じゃぁ。アスカ、よく似合うよ。良かった。。。」
アスカ「う、嬉しいぃぃ。。。ありがとう!すごくキレイね、この指輪」
キョウコ「あ、そう言えば、見覚えあるわね、この指輪。そうそう、これ買う時に3人で行ったのよ。そうしたらゲンドウのヤツが趣味の悪いのを持ってきて、これで問題ないだろうって言うから
ユイとワタシが怒って、その店で一番いい指輪を無理矢理買わせたのよねぇ。。。それが、巡ってアスカの指に。運命なのかしら」
シンジ「そ、そうなんだぁ。。。」(ああ、父さんも苦労したんだね。。。) キョウコ「それじゃ、ワタシは、明日早いから、先に寝るけど、アナタたち夜更かししないようにね。それで、明日はふたりでちゃんと将来のことを考えるのよ。おやすみ」
シンジ・アスカ「「おやすみなさい」」
シンジ「ボクたちも、そろそろ寝ようか。。。」
アスカ「・・・・まだ、シャンパンが少し残ってるから。。。それにもう少し。。。」
シンジ「そ、そうだね。。。。あ、でも、酔って何もできなくなる前にテーブルぐらいは片付けようよ。婚約した日をだらしなくしたくないし」
アスカ「うううっ。シッカリしすぎよ。。。でも、シンジらしい。アタシもママに婚約して変わったって思わせたいし。。。片付けてから飲み直しね」
シンジ「うん。・・・・アスカ、愛してるよ」
アスカ「シンジ。。。酔ってる?」
ふたりは、少し酔っていたが、テーブルを片付け、皿やコップなど洗い物を済ませるとソファに腰を降ろし、再びシャンパンで乾杯をした。 アスカは、電車の時と同じようにシンジの右肩に頬を寄せ、指を絡ませるように手を握り話した。
アスカ「付き合いはじめて1年半で、ここまで来ちゃったね。。。シンジは、どう思ってる?」
シンジ「う〜ん。あっという間だよね。結婚するならアスカしかいないと思ってたけど、大学を卒業して、就職して2、3年経ってからかなぁ〜なんて思ってた」
アスカ「エエエッ。それじゃ10年後ぐらいだよ。。。アタシは、寮の裏の丘で、シンジの誕生日にkissした時に、きっとこの人と結婚するんだって思ったわ」
シンジ「ボクは、結婚するとかじゃなくて、受験の時、駅でアスカの手を握った時からドキドキが止まらなくなった。何なんだろう、この懐かしい感覚は。ただ思い出せないのがもどかしくて、ずっとツラかったんだ。
学食でアスカを猫招きで呼び止めた時、感触が思い出せなきゃ、自分の勘違いだって、アスカのことを諦めるつもりだったんだ。だって、アスカはすごい人気だったから。
でも、あの丘でアスカを抱きしめた時、二度と離したくなかった。けど、こんな冴えないボクがアスカに釣り合うのかが不安だったし、今でも少し気になる時があるんだ。でもアスカの笑顔が勇気をくれるんだ。
アスカを思う気持ちは誰にも負けない。アスカと幸せになるんだって、強い気持ちになれるんだ。だから、これからもヨロシクね、アスカ」そう言うとアスカの右手の甲をやさしく撫でてkissをした。
アスカ「な、なに言ってんのよ。。。アタシだってシンジの胸に顔を埋めた時、こんなに心地よくて、こんなに安心できるんだって生まれて初めて知ったの。シンジぃぃ」ダキッ
シンジ「・・・・ありがとう、アスカ」
アスカ「それとね、シンジと、・・・しちゃったってことバレちゃった。て言うか感づいてたみたい」
シンジ「・・・ウッ。あ、そう。そうだよね。。。で、ど、どうすればいい?」
アスカ「もう、結婚するんだから、普通にしてればいいんじゃない。ただ、ママは、まだおバァちゃんとは呼ばれたくないって。高校在学中の妊娠は絶対ダメだって」
シンジ「と、と、当然だよ、それは。それにボクは堪え性があるから、ガマンするから大丈夫だよ。。。」
アスカ「でも、アタシが。。。その時は、ちゃんとしてよね」
シンジ「な、な、何言ってんだよ、アスカぁぁ。。。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アスカ「何だか、眠くなっちゃった」
シンジ「じゃ、部屋に。。。」
アスカ「このままがいい。。。ダメぇ?」
シンジ「しょうがないなぁ。。。せめて灯りは消してっと。。。。じゃ、おやすみ、アスカ」
アスカ「おやすみ、シンジ」
・・・・・・・chu・・・・・・・
シンジ「・・・・・ワッ!」
アスカ「ワッってなによ!フィアンセなんだから、これぐらいしなさいよ」
シンジ「う、うん。フィアンセかぁ。。。じゃ、今度こそおやすみ」chu!
アスカ「・・・・うん。よしっ!」
zzzzzzzzzzzzzzz >>289
乙だぜ
早速だがキョウコにおばあちゃんにはならないと釘を刺されたようだな
でも一線を越えたら「してよね」ということだから
避妊すればOKなんてルール勝手に作ってるのには笑えた
まったく二人にはやれやれだぜ
続きを待ってるぜ >>289
乙です
ずいぶんと二人の関係が進展しましたね
話し合うことって卒業後の挙式とか住居はどこにするとか
子供はいつ頃、何人作るとかそんな内容なんですかねぇー
気になってしまいますw
続き楽しみにしてます >>289
乙乙乙ー!
あーもう!マジでアスカ卒業までに妊娠しちゃうよーw
次はやっぱり男と女の関係になるのかなぁ?
続きはよ >>290,291,292
ど〜も。お待たせしております。。。
少しまどろっこしい展開ですが、よしなに。。。
でわでわ、続きを。。。 翌朝、キョウコがリビングを覗くと、ソファにふたりが重なって寝ていた。
テーブルもキッチンもキレイに片付けられており、
キョウコ(ほぅ。シッカリしてきたじゃない、ふたりとも。シンジくん、アスカのこと、お願いね)
バタンと玄関のドアを閉める音でシンジが目覚めた。
シンジ「ウッ・・・う〜ん。。。アスカ、起きて。朝だよ。ほら、起きなよ。玄関の方で音がしたんだ。。。」
アスカ「う〜ん。。。玄関?音?ママが出かけたんじゃない。。。あ、それより、おはようの、アレ。。。」
シンジ「ん???アスカ、起きてよ。ちょっと重いんだけど。。。」
アスカ「重いですって!アタシで重かったら、世の中の女の子のほとんどは、象か鯨よ!それよりフィアンセが朝起きたら一番にすることがあるでしょうが!するまで起きないんだから」
シンジ「・・・・!!あっ。おはよう、ボクの愛おしいアスカ。chu」
アスカ「そうよ、分かってるじゃない。ちゃんとフィアンセの努めを果たしなさい。おはよっ、シンジ。chu」
シンジ「ふぅ〜。やっと起きてくれた。。。」 アスカ「朝からブツブツ言わないの。さてと、シャワー浴びてこよ。シンジも一緒に浴びる?」
シンジ「な、な、なに言ってんだよ。朝っぱらから。。。」
アスカ「別にいいじゃない。アタシは、構わないわよ」
シンジ「ボクが、構うよ!え〜っと。朝食、何にする?」
アスカ「確かハムがあったはずだから、ハムエッグかオムレツかなぁ。。。」
シンジ「OK。じゃ、ハム入りのふんわりオムレツつくろうかな。。。」
アスカ「婚約して1日目の朝の食事が、オムレツ。。。何か新婚さんみたい。シャワー浴びたらアタシも手伝うから」
シンジ「いいよ。ゆっくり浴びてきなよ。おいしくつくるからさ」
アスカ「うん。ありがとっ、シンジ。。。ねぇ、ちょっとこっち見て」バッ
シンジ「ん、なに?ワワワワッ!!なんで、は、裸になってんだよ。。。」
アスカ「なに驚いてるのよ、はじめてじゃあるまいし。。。サービスよ。何よ、前はキレイだって言ってくれたのに。。。もう、見せてあげないよ」
シンジ「キレイ!キレイだよ!ああ、もうビックリしたぁ。卵、落とすとこだったじゃないか。。。もう、早くシャワー浴びてきな」
アスカ「分かったわよ。シンジの根性無し!」
シンジ「・・・・んんん。もう、アスカッ!」ガシッと抱き上げると
シンジ「ボクだって男だから。だけどここで、今アスカを襲うわけには行かないだろ。。。アスカ、キレイだからガマンするの大変なんだよ。。。」
アスカ「・・・・ごめんね、シンジ。でも、ガマンできなかったら、いつでもアタシはいいのよ」
シンジ「うん。でも、とりあえず早くシャワー浴びてきなよ。いつまでもこのままじゃ風邪引いちゃうよ」
アスカ「そ、そうね。。。じゃ、浴びてくる」
シンジ「・・・・はぁ〜。先が思いやられる。。。少し、自信なくしちゃいそうだよぉ〜」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンジ「アスカぁ〜。できたよ−」
アスカ「ん、今、ドライヤーかけてるから、ちょっと待って〜」
シンジ(きっと、こんな感じで1日がはじまっていくんだ。。。何だか心地いいなぁ。。。)
アスカ「お待たせッ。ん、シンジ、どうしたの?ぽーっとして。。。」
シンジ「あっ、うん。何かイイ感じだなぁ〜って思えて。。。」
アスカ「そうよねぇ〜。アタシたち、こんな感じで暮らしていくのかなぁ。。。」
シンジ「だといいなぁ〜。。。つうか、食べよ、オムレツ」
シンジ・アスカ「「いただきま〜す」」
アスカ「う〜ん!!美味しい!フワッフワだよね。どうやってつくったの?」
シンジ「炭酸水を使ったんだ。教えてあげるから、今度、一緒につくろ」
アスカ「うん。一緒に暮らして、一緒にお料理つくるんだぁ〜。。。ん?あ、そうだ。アタシたち、結婚したら、寮、出るの?」
シンジ「どうするのがいいんだろ?。。。夕べ、ママさんが言ってたけど、いつ、どこで、どんな結婚式を挙げて、結婚後は、どうやって暮らしていくのかを考えないと。。。」 アスカ「いつと言っても、シンジが18歳にならないと、結婚はできないわよね。となると、一番早くて来年の6月6日だよね」
シンジ「えっ、在学中に結婚?卒業してからだと。。。」
アスカ「エッ〜。ダメぇぇ?アタシたち、来年は受験勉強で忙しくなるんだよ。だから安心して受験に備えたいじゃない。ずっとモヤモヤした気持ちじゃ受験できないよぉ。。。」
シンジ「なんでモヤモヤするのさ。。。」
アスカ「だって、アンタ狙われてるんだよ。気付いてないの?この前の図書館の件だけじゃないでしょ。
ヒカリから聞いたけど体育館の裏でも告られたでしょ!知ってるんだから。。。モヤモヤだけじゃなくってイライラもしてるんだから。。。」
シンジ「そんなこと言ったら、アスカだって。。。ボクが横にいるのに告られたりしてさ。。。」
アスカ「何よ!アタシは、その場で即、断ってるじゃない!シンジみたいに思わせぶりしないモン」
シンジ「思わせぶりって何だよ。ちゃんと断ってるじゃないか。断る時の言い方が、アスカとちょっと違ってるだけだよ。
アスカにプロポーズした時に言っただろ、お互いの信じ合うチカラで乗り越えようって。ボクにはアスカしかいないんだから」
アスカ「分かってるわよ、そんなこと。分かってるんだけど。。。でも、もう、イヤなの!もう見たくないの!その度に眠れなくなっちゃうの!勉強だってできなくなっちゃうんだから。。。」(´Д⊂グスン シンジ「・・・・・わ、分かったよ。。。でも6月6日って、木曜だよ。。。平日の結婚式になっちゃうよ」
アスカ「じゃ、いいのね!嬉しい!これで安心して受験できるわ。ママの言う通りに学業優先ね。あ、でも、結婚式は、土曜か日曜がいいわよね。そうなると、6月8日か9日ね」
シンジ「・・・・これ、学業優先かぁ?なんか、強引に押し切られちゃった気がするけど。。。」
アスカ「男が細かいこと、イチイチ気にしないの!」
シンジ「う〜ん。・・・・で、結婚式ってどこでする?誰呼んだらいいんだろ?」
アスカ「ん〜っと、式場ねぇ〜。あ、そうだ。本買って調べてみない」
シンジ「そうだね。ふたりで話していても分かんないことだらけだもんね。じゃ、お昼は、外で食べようか」
アスカ「うん。でも、こうして話してると、何だか結婚するんだって実感してきた。。。すっごく幸せな気分。。。」
シンジ「・・・・そっかぁ。。。そうだよね。ボクたち、本当に結婚するんだよね。アスカ、ありがとう、ボクも幸せだよ。。。」
アスカ「ねぇ、シンジ。アタシ、今の気持ちを大切にしたいな。そして早くシンジのお嫁さんになりたいな。。。」
そう言って、頬を染め俯き加減になるアスカをシンジは、愛おしくて仕方なかった。 アスカ「・・・・・・・う〜ん・・・・・・・」
シンジ「どう?参考になるようなもの、あった?」
ふたりは駅前の書店で、結婚情報誌を買い、喫茶店でランチを食べながら相談していた。。。
アスカ「どう言ったらイイのかなぁ〜。。。アタシたちの結婚にしっくりくるのがないのよねぇ」
シンジ「どういうこと?」
アスカ「この雑誌に載っているのって、ほとんどが結婚式と披露宴がパックになってるのよ。アタシたちってさ、別に誰かを呼ばなけりゃならないってことないわよね。
仰々しい披露宴なんかなくてもいいし。。。それにここに書いている予算みてよ。式場だけでも、結構するのよねぇ〜。ありえないわよ」
シンジ「うわぁ〜高いなぁ。。。確かにこんな予算はないよ。ママさんとボクらだけでもいいとは思うけど、アスカはそれでいいの?」
アスカ「アタシにとって一番大事なのは、シンジのお嫁さんになることで、誰かに自慢したり見せたりすることじゃないモン。だから、ふたりきりの結婚式でもいいわよ。それとウェディングドレスさえ着れれば。。。」ポッ////
シンジ「そ、そうだよね。。。じゃ、ネットでも調べてみようか。。。検索っと。。。」
アスカ「参考になりそうなの、あった?」
シンジ「紹介所のサイトや雑誌社は、アテに出来そうにない感じだなぁ。。。あ、ふたりだけで結婚式した人のブログがあった。。。」
アスカ「なんて書いてある?やっぱり大変そう?」
シンジ「・・・いや、そうでもなさそう。この人も書いてあるけど、紹介所サイトで探して、何軒か見たんだって。
そうしたら、オプションをいろいろ進められて、結経高くなるケースや、チャペルで格安みたいなのは、対応が酷かったり、プレハブみたいなチャペルだったみたい。それで自宅近くの教会に相談して、そこで挙げたって書いてる」 アスカ「やっぱり実際に見て決めないとダメよね。。。ここの近くに教会って、あったかしら。。。」
シンジ「近くなぁ。。。あ、あそこ!ほら、丘の上の公園の横。。。。」
アスカ「・・・・ん?あっ、あそこね!アタシたちの思い出の場所。。。」
シンジ「そうだね。電話してみようか。。。」
アスカ「電話番号分かるの?」
シンジ「検索してみる。。。あ、これかな?・・・・サレジオ教会って言うのか」 教会「はい。サレジオ教会です」
シンジ「碇と申しますが、少しお伺いたいことがあってお電話したのですが、よろしいでしょうか」
教会「はい。構いませんよ。どういったことでしょうか?」
シンジ「あの〜、そちらの教会で、結婚式を行うことはできますでしょうか。来年の6月なんですけど。。。それと、料金の方を」
教会「ええ。大丈夫ですよ。しかし、当教会は、他の教会のように、結婚式ならではの特別な催しはできません。それに大きくもありませんので参列される方が多いと入れませんし、披露宴なども行えません。
それと日曜日はミサがありますので結婚式はできませんが、それでよろしければ、対応致します。それと、使用料については、基本は、4万5千円から5万円。それにオルガン演奏者などの料金などが加わったりしますが、概ね6万円から8万円ぐらいになりますね」
シンジ「はい。分かりました。ありがとうございます。それで、もう少しお聞きしたいことがあるのですが、明後日に、お伺いしてもよろしいでしょうか」
教会「どうぞ。お気軽においでください。場所は、おわかりですか」
シンジ「はい。明城学院の生徒ですので。。。」
教会「えっ!生徒さんで、ご結婚を。。。」
シンジ「あっ、はい。。。」
教会「そうですか。ちょっと伺いますが、ご父兄の方には、ご相談をしましたか」
シンジ「あ、はい。もちろん。昨日、結婚の許可を頂きました」
教会「それは、おめでとうございます。しかし未成年の方となると、保護者の方かどなたかといらして頂いた方が、いいのですが。。。明後日、大丈夫ですか」
シンジ「はい。では、相談して、放課後にお伺い致しますので、よろしくお願い致します」
教会「では、お待ち申し上げております」 シンジ「・・・・ふぅ〜。基本的には大丈夫そう。料金も6万円から8万円だって。そのかわりかなりシンプルな結婚式になりそうだけど。。。それと明後日、保護者か誰かと一緒に来て欲しいって」
アスカ「そう。いいじゃない。アタシたちにちょうどいい料金だし、何よりシンプルな結婚式の方がいいな。保護者ね、どうしよう?ママに頼んでみようか。でも、急にお休みは取れないかも」
シンジ「そうだよね。ボクらのことで無理を聞いて貰うのも悪いしね。。。」
アスカ「あ、そうだ。ミサトに電話して聞いてみようか。結婚しても寮に住めるかも聞いてみないといけないし」
シンジ「ミサト先生、忙しくないかなぁ。。。一緒にいってくれると助かるけど。それと、寮なんだけど、ボクは、卒業するまでは寮でいいと思ってるんだ。結婚しても学生としてのけじめは守りたいから」
アスカ「シンジの言う通りにする。それにアタシも寮生活も気に入ってるし。。。」 アスカ「あ、ミサト?アスカだけど、今、大丈夫?」
ミサト「今朝、あなたのママから電話があって聞いたわ。。。おめでとう。だけど、大丈夫なの?」
アスカ「大丈夫というか、何かモヤモヤが晴れてスッキリした気分かな。。。」
ミサト「そう、それは良かったじゃない。この頃成績にちょっとムラがあったから、解消できるといいわね。それでいつ結婚するのよ」
アスカ「うん。まだ確定じゃないけど、来年の6月かな。シンジが18歳になってから。それでね、ちょっとお願いしたいことがあるんだけど。
丘の上にサレジオ教会ってあるじゃない。そこで結婚式しようかと思ってるの。それでね、明後日、教会に行くんだけど、一緒に行って欲しいんだけど。。。」
ミサト「エッ!卒業してからじゃなくて6月なの!へぇ〜。てか、早すぎるんじゃないの?あ、サレジオ教会に行くのはいいわよ。あそこはうちの卒業生が、結婚式を挙げるから、よく知ってるわよ。派手じゃ無いけど、すごくイイ感じよ。
じゃ、明後日、放課後でいいわよね。あとは、いいの?」
アスカ「結婚が早すぎるとか考えないようにしてるの。もう余計なノイズに悩まされなくて済むし、それに今まで通りの学生生活を送るつもりよ。だからアタシたち結婚しても寮に住めるのかな。。。」
ミサト「寮は、一緒に住むんじゃなければ大丈夫だと思うけど、どうして?」
アスカ「シンジが、学生としてのけじめは守るって言うから、お嫁さんのアタシとしては、付いてくだけだから。ほほほほ。。。」
ミサト「なんか、ムカつくわね、その言い方。寮に住むにしても、あまり他の生徒を刺激しないようにしないとね。目に余るようだと退寮処分になるわよ」
アスカ「そこは、ちゃんとするわよ。シンジが怒るから。。。」
ミサト「まぁ、いいわ。ちゃんとやってくれるんならね。あと、なにか、ある?分かる範囲なら相談に乗ってあげるから、遠慮せずに言うのよ」
アスカ「うん。ありがとっ。じゃ、明後日、話するね」 アスカ「教会は、一緒に行ってくれるって。サレジオ教会って卒業生がよく使っていて、派手じゃ無いけど言い教会みたい。寮は、一緒に住むんじゃなきゃ大丈夫だけど、他の生徒を刺激するなだって」
シンジ「よかったぁ〜。教会の人も生徒だっていったら驚いてたから。。。」
アスカ「うん。何だか1歩ずつ進んでるって感じだよね」
シンジ「そうだね。あ、それで今日分かったこととか、まとめてみようか。今晩ママさんに話さなきゃなんないし」
アスカ「さすがね。シンジ、頼りになるぅ〜」
シンジ「ふたりで一緒にまとめるんだよ、アスカぁぁ。。。」
アスカ「わ、分かってるわよ。じゃ、todoは・・・・」
シンジ「えーっと。結婚式の予定として6月8日(土)。場所は、サレジオ教会。費用は5〜6万円。9月5日サレジオ教会で打ち合わせ。あ、そうだ。肝心の入籍は?」
アスカ「そうよね。シンジの誕生日に役所に行って届けようよ。あ、それとアタシ、国籍がアメリカのままなんだけど大丈夫かな?国際結婚となると手続きとか別にいるのかなぁ。。。」
シンジ「う〜ん。分からないことが、いろいろあるね。これは、弁護士さんに相談してみようか。一昨日会った時、他にも話があるって言ってたし」
アスカ「うん。指輪のお礼も言わないとね。。。あとは抜けてるのは。。。式の出席者?あ、それとウェディングドレス!」
シンジ「明後日、サレジオ教会で何人ぐらい入れるのか聞いてみてからだね。それと、ウェディングドレスかぁ。。。アスカ、楽しみだね!」
アスカ「うん。時々ネットで調べて、いろいろ見てるの。。。早く着てみたいなぁ〜」
シンジ「少し早いかもしれないけど、週末にウェディングドレスを見に行ってみようか」
アスカ「・・・・・なんか、ドキドキしてきた。。。」
シンジ「ボクもだよ。。。これからも2人で話し合っていこうね。じゃ、帰ろうか」
アスカ「シンジ、ありがとう。。。あ、夕飯の支度。スーパーで買い物しなきゃ。。。」 そしてその日の夜、シンジとアスカは、今日ふたりで調べて分かったことや決めたことなどをキョウコに話した。
キョウコ「・・・・うん。なるほどね。シンジくんが18歳になったら結婚する・・・かぁ。多分、アナタたちのことだからそう言い出すんじゃないかと思ってたけど、一般的には早すぎよ。
でも、ふたりが出した結論だから、認めるしかないわね。そのかわり絶対後悔しないって誓える?」
シンジ・アスカ「「はい!」」
キョウコ「そう。。。分かったわ。でも、結婚したからって成績を落としたりしちゃ、ダメよ。
それとね、アナタたちにとって、いま一番大事なことは、ちゃんと卒業して大学に入り、自分たちの決めた将来の夢を実現させるために努力することよ。
夫婦になるんだから子供を作っちゃイケないとは言わないけど、まずは、アナタたち自身が自分の足で地に立って歩けるようになりなさい。
子供ができたから幸せになれるんじゃないのよ、幸せな家庭があって子供ができるからもっと幸せになれるのよ。間違えないでね」
シンジ「はい。ボクもアスカも、そのつもりです。自分たちがやるべきことを見失わないようにしようって。そして何か失敗しても、結婚したことを言い訳にしないって誓い合いました」
アスカ「今日、ふたりで結婚式ってどうするのか調べたの。そうしたらアタシたちって、何も知らないことに気付かされたわ。それで情報誌やネットで検索して調べたんだけど、あまり参考にならなくて。。。
それでもふたりでいろいろ調べて、相談してた時、思ったの。これから先、いろんなことがあるけど、こうやってふたりで乗り切っていけばいいんだって。。。
今はまだヨチヨチ歩きだけど、シンジとなら、きっと自分たちの足で地に立って歩いて行ける気がする。だから、ママ。安心して」
キョウコ「安心してと言われても、保護者は、いつだってハラハラし通しよ。。。それじゃ、明日は早くに出かけるから、早く寝なさい。若いからって昨日みたいにソファに寝たら疲れるわよ。今日はちゃんとベッドで寝なさい、それぞれのっ!」
シンジ・アスカ「「は〜い。おやすみなさい」」 >>306
乙乙乙ー!
最後はキョウコから改めて卒業まで子作り禁止令w
そして禁断の学生結婚となってしまったようだー!
自分の教え子に先を越されたミサトの心境はいかに!?
続きはよ >>307,308
まいど!
あと一息かな〜〜〜なんて思ってます。。。
それでは、どぞ。 昨晩は、キョウコに、どこへ行くのか聞いても「いいところよ」としか教えてもらえず、シンジは、それが気になって眠りの浅いまま、早く目が覚めてしまった。
顔を洗っていると、アスカも眠そうな顔をして起きてきた。
シンジ「おはよう、アスカ。誕生日、おめでとう」
アスカ「・・・・ありがとう。。。眠いよぉ〜。。。行き先が気になって寝れなかったよぉ〜」
シンジ「ボクもだよ。。。」と言いながらアスカをジーと見つめる。
アスカ「ん、どうかした?アタシ、何かヘン。。。?」
シンジ「あ、いや、そのぉぉ〜。なんて言うか。。。ボクのお嫁さんになる人の誕生日だなぁ〜なんて。。。」
アスカ「朝から、なに言ってんのよ。。。シンジったら」
シンジ「うん、まぁ。。。だって今日が、惣流アスカの最後の誕生日になるんだよ。。。なのにプレゼントを用意できなくてさ、ごめんね」
アスカ「・・・・あ、そうね。確かに。。。そして来年の誕生日は、碇アスカで迎えるんだ。。。あんな大切な指輪を貰っておいてプレゼントなんていいわよ。それより、朝一番にすること言えば。。。」
シンジ「はいはい。おはよう、アスカ。今日もカワイイね。chu」
アスカ「おはよう、シンジ。大好きっ!。。。。あ、ママ。いつからそこに。。。」
キョウコ「はぁぁ〜。ボクのお嫁さんになる人の誕生日〜あたりですかねぇ。。。ったく、いい加減にしなさいよ。アナタたち、学校でも、こんな調子じゃないでしょうね!」
シンジ「あ、おはようございます。。。学校では、さすがに。。。」
アスカ「朝から、そんなに怒らないでよ。。。それより、さっきシンジから言われて気がついたんだけど、惣流アスカでいられるのって、あと半年なんだよね。。。」
キョウコ「そうね。そう意味じゃ、今日はいい記念日になるかもね。それより、朝食食べたらすぐに出かけるわよ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キョウコは、シンジとアスカのふたりを赤いチンクエチェントに乗せて目的の場所へ向かった。途中で、花束を買って。。。
アスカ「ねぇ、ママ。どこに向かってるの?」
キョウコ「あなた達が絶対に行かなければならない所よ。シンジくんは、行ったことがあるんじゃない」
アスカ「シンジ、教えてよ。どこに行くの?」
シンジ「・・・えっ。こっちの方に来たことがないんだけど。。。」
キョウコ「ホントに!。。。あ、もうすぐ着くけど、思い出さない?」
シンジ「ええ。はじめてです。。。」 キョウコ「さぁ、着いたわよ」
シンジたちが連れてこられた場所は、霊園であった。
シンジ「ここって、僕の知っている人のお墓が。。。」
キョウコ「なに言ってるの?あなたの両親が眠っている場所よ。。。えっ、本当に来たことがないの。。。」
シンジ「本当ですか!ここに父さんと母さんが。。。叔父さんたちには、お墓は外国にあるって言われてたんで。。。」
キョウコ「ええっ。。。なんてこと!何のための保護者だったのよ。。。」
アスカ「・・・・ひ、酷い。。。なんて人たちなのよ!」
シンジ「教えてくれれば、教えてくれさえすれば、ここに来れたのに。お参りできたのに。。。」
キョウコ「本当に酷い人たちね。。。でも縁が切れて良かったわ。あんな人たちと!
さぁ、行きましょうか。と言っても、ワタシも10年ぶりぐらいだから、随分変わってて、どこだったかなぁ。。。えーっと、確かこっちだったような。。。」
アスカ「ここのお墓って、みんな同じカタチしてるのね。。。ママ、思い出した?」
キョウコ「あ、多分あそこかな。。。あ、あった。ここよ。シンジくん」
シンジ「本当だ。。。GENDO IKARI、YUI IKARIって2つ並んでる。。。」 キョウコ「じゃ、お参りしましょうね。ふたりとも、こっちに来なさい。。。
久しぶりね、ユイ。日本に帰国したらすぐに来たかったんだけど、何かと忙しくてね。ごめんねぇ。。。あ、これ。アナタの好きだったヒマワリは、季節が季節だからさすがに無くてね、これでガマンして。
あ、それでね、今日来たのは。。。あ、ちょっと待って」と言うと隣のゲンドウの墓の前に立ち
キョウコ「アンタ、馬鹿ぁ!なに考えてんのよ!アンタが、へんなヤツをシンジくんの保護者にしたから、大変だったんだから!養育費は出さない、生活費も出さない、あげくにここの場所も教えて貰ってない。
一体なに考えて、あんなのを保護者にしたのよ!死んでもからも迷惑かけるんじゃないわよ。そこで反省してなさい!」
キョウコ「あ、ユイ。お待たせ。それでね、いろいろあって、今は、ワタシがシンジくんの保護者やってるのよ。。。そして、今日はね、シンジくんとワタシの娘、アスカを連れてきたの。ふたりとも17歳よ。
このふたり、今通っている学校を受験する時に奇跡的に出会ったみたいで、それから、学校中を騒がせてふたり揃って謹慎になったりしてね。。。
そうしたらワタシの知らないうちに付き合いはじめて・・・・その時、シンジくんがユイの子供だって分かったのよ。それを教えてくれたのが、あの冬月教授よ。いまこの子たちが通っている学校の校長先生になってるの。ビックリよね。
でね、このふたり、結婚するって言い出しちゃったのよ。シンジくんの誕生日、18歳になってすぐに入籍するって。。。
いいわよね、ユイ。早すぎるって思ったんだけどワタシOK出しちゃったから。事後承諾になるけど、祝ってあげましょ。。。お願い。さっ、ふたりとも、お願いしなさい。。。」 シンジ「ボク、母さんと父さんのことを覚えてなくて、ごめんなさい。叔父さんたちから、ここ教えて貰ってなかったからお参りできなくて、ごめんなさい。それで、今、ママさんが話してくれた通りで、
ここにいるアスカと結婚するんだ。。。母さんはヒマワリが好きだって、さっき聞いたけど、アスカってヒマワリのように明るくて笑顔が素敵な子なんだ。母さんも気に入るよ。
それにね、アスカって、ちょっとワガママで怒りっぽいんだけど、何かある度にボクを励ましてくれるんだ。一緒にいると、すごく元気が出るし心地いいんだ。こんな気持ちになるのってはじめてで、
アスカが側にいてくれると、本当に生まれてきて良かったって思うんだ。。。ボクを生んでくれてありがとう、母さん、父さん。。。」
アスカ「はじめまして。惣流アスカです。アタシもシンジと付き合いはじめて、すごく幸せです。シンジってちょっと不器用なところがあるだけど、いつだってアタシをやさしく包み込んでくれるんです。
アタシ、シンジに出会うために生まれてきたんじゃないかと思っています。だから、アタシたちの結婚を認めてください。お願いします」
キョウコ「・・・・ユイ。いいよね。。。このふたりなら、幸せになれるから。それと、婚約指輪、ありがとう。アスカに使わせてね」
シンジ「父さん、母さん。ボクたち、ふたりで力を合わせて、しっかり自分たちの足で地に立って歩いて行けるようになるから。がんばるから。見守ってください」
アスカ「婚約指輪、ありがとうございます。大切にします。そして、いつか子供ができたら、この想いとともに引き継いで貰おうと思います」
キョウコ、シンジ、アスカが、それぞれの想いや近況などを話していると、あっと言う間に閉園時間近くになってしまった。
キョウコ「ああ、そろそろ時間ね。じゃ、また来るからね。ユイ。ゲンドウ」
シンジ・アスカ「「今度は、結婚の報告に来ます。。。」」 そして、シンジとアスカが、立ち去ろうとした時、
「碇くん、弐号機パイロット。おめでとう」と声がした。ふたりが声のした方を見ると、遠くに青い髪をした制服姿の少女が立っていた。
シンジ・アスカ「「あの夢の・・・・」」ふたりが目と目を合わせる。そしてまた前を向くと、そこに少女はいなかった。。。
シンジ・アスカ「「・・・・ありがとう」」と言うと、季節外れの温かい風が、ふたりの頬をやさしく撫でた。
シンジが、つないだ手に想いを込めてギュッと握ると、アスカもギュッと握り返した。
その日の空は、シンジとアスカを祝福するかのように、澄み渡り、高く、碧く、そして眩しかった。
Part 13 fin. >>315
乙です
今回は起床時にイチャイチャでニヤけていましたが
後半はシリアスな展開で凝視するように読んでいました
墓の場所も教えないなんてかなり酷いというか悪質ですね
シンジのことは完全に金蔓としか思ってないんだろうということが伝わってきました
そして最後の綾波の祝福の言葉は感動的でしたね
続き楽しみにしてます なぜか、突然書き込み不能になってしまい、肝心な最後を書けませんでした。。。orz
ど〜もです。
Part 13で、この物語は、おしまいです。。。
場つなぎのノリで、書きはじめ、その後、調子に乗ってダラダラと。。。でも何とか無事(?)にここまで辿り着きました。。。
読んでくれた方、ありがとうです!
途中で投げ出しそうになった時もありましたが、励ましの言葉をかけて貰って勇気づけられました。ありがとうです!
中途半端なエンディングに思われるかもしれません。
本当は、続きを書いていたのですが、なかなかしっくりくるようなモノが書けませんでした。
何度も書き直しているうちに、この回を分岐点に、貞エヴァ&LASファンの方が、それぞれの心の中で続きを描いて貰うのがいいように思えてきました。
シンジとアスカの未来は、無限です。幸せのカタチも、人それぞれです。
だからここで、みなさんが思い描くことでこの物語を補完してもらえればと思います。。。
駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
また、ネタを思いついた時には、番外編を書きますので、その時には、よろしくお願いします。
他の作者様、大変お待たせしました。。。。新作、よろしくお願いします。
では、お後が、よろしいようで。。。
>>316
綾波については、悩みました。。。
本来なら、この物語には出したくはなかった、と言うか、貞エヴァの続きであれば、出すべきではないと思っていたからです。
と言うのも、綾波は、自らの命と引き合えに、シンジの望む世界を作り上げたのですから、
勝手な都合で登場させるのは、いかがなモノか、安易な創作になる気がしました。。。
綾波の行為を無にするようなことはしてはならないですよね。(考え方は、人それぞれですから、違った解釈も有りだと思います)
でも、シンジとアスカが、誰に祝福して貰うのが一番嬉しいのだろうと考えると、やっぱり。。。
なので、悩んだ末に、最後に一瞬だけ。。。
続けられるかどうか分かりませんが、番外編を後日upするかもです。 >>317
乙だぜ
なるほど最後はLASファン各自で決めろってことか
だがそれが一番かもしれんな
しかし、やれやれだぜ・・・・・・ここまで心憎い演出キメてくれたのはお前が最初かもな
とにかく>>16よ、キミは本当に頼りになる奴だぜ
ここまでよく頑張った御苦労だったぜ
またいつの日か新たなLASを投稿してくれるのを期待してるぜ >>317
乙乙乙ー!
ラストは自分で考えれってことか
これってEOEみたいな手法で何か貞エヴァにも近いものを感じる
とりあえずお疲れさま!
またいいネタ思いついたらいつでも来てくれよー!
次作はよ >>317
とにかくお疲れさまでした
小説の結末はみんなの心の中というのもいいですね
もしかするとこの小説から派生したAnotherstoryを投稿する職人が現れるかもしれません
もし>>16さんが続きを書きたくなったら遠慮せず書いてくださいね >>318,319,320
ど〜も
よく約1ヶ月半も続いたと思ってます。。。
読んでくれた方のおかげです。
本当に、ありがとうでした。
それにしても、場つなぎのノリなんかで書くんじゃなかった。。。
もう少し計画性が、とは思いますが、
しっかりストーリー展開を考えていたら、案外アッサリと終わっていたかもしれませんね。
思いついたら一気に書いちゃたので、整合性が怪しいところもあって、
「なんじゃこりゃ・・・」ってところもあると思いますが、そこらが、自分の限界ですね。
ま、勢いってことで。。。w
何とか番外編が書ければと思います。。。
でわでわ。
職人さん、アメリカエヴァさん。はよ! ども、です。
1週間ぶりのご無沙汰です。。。
今まで、ずっと書いてきたので、1週間空けると新鮮な気分になりますね。
仕事も、捗ります。
次の作者さんが、来ないので、ちょっとだけ。。。
台風一過、敬老の日記念。
【番外編】「おめでとう」を「ありがとう」前編 【番外編】
「おめでとう」を「ありがとう」前編
アスカ「おーそーいぃぃ」
シンジ「ごめん。でも。。。」
アスカ「でも、じゃないの!大切な日なんだから。。。」
シンジ「分かってるよ。。。じゃ、行こうか」
アスカ「うん」
アスカはシンジの右腕を両腕で抱き込むようにして身体ごとシンジに密着させた。
シンジ「ア、アスカ。。。ちょ、ちょっと胸が。。。」
アスカ「何よ、ご不満?」
シンジ「いや、その。。。まだ寮の中だから。。。」
アスカ「大丈夫よ。もう授業はじまってるから誰もいないわよ」
シンジ「えええっ。。。でもさぁ。。」
アスカ「・・・・これくらいなことで。堂々としなさいよ!」と言うと、シンジの腕をグイッと引き顔を近づけさせた。
・・・・・chu・・・・・
アスカ「誕生日、おめでとう。シンジ」
シンジ「あ、ありがとう。。。アスカ。。。行こうか」 ふたりは、学校と反対の方向へ歩き出した。
そう、今日はシンジの18歳の誕生日、アスカとふたりで決めた入籍の日、婚姻届を出しに行く日なのだ。
アスカ「忘れ物は無いわよね」
シンジ「うん。部屋を出る前にもチェックしたから。それでちょっと遅れたんだよ。。。」
アスカ「そんなの大したことないでしょ」
シンジ「ええっ、よく言うよ。アスカがアメリカ大使館から貰ってきた書類なんかもチェックしたんだよ」
アスカ「国際結婚するんだから、仕方ないじゃない。そこは、旦那様がシッカリしてくれないと。。。」
シンジ「・・・・う〜ん。手間のかかる奥様だなぁ」
アスカ「ぁによ!」クイッ
シンジ「い、イッタぁ〜。抓るの反則!」 で、役所に9時ジャストに着くと婚姻届と国際結婚に必要な書類などを提出。
しばらく待った後。呼び出されると、
職員「おめでとうございます。受理致しましたよ」
アスカ「ありがとうございます。あと、婚姻届受理証明書を3通欲しいのですが」
シンジ「えっ、何に使うの?」
アスカ「大使館に提出しなきゃなんないのよ。学校にも出さないと。。。それと記念よ!」
シンジ「・・・・そうなんだ。。。なんかホッとしたなぁ〜」
アスカ「そうね。アタシも。。。でも、スタートよね、アタシたちの」
シンジ「じゃ、一旦寮に戻ろうか」
アスカ「うん」
シンジ「・・・・ちょっと寄り道していい?」
アスカ「えっ、どこ?学校には、午後から出席って連絡してるから大丈夫だけど。。。」
シンジ「・・・・公園」
アスカ「・・・・そっか。うん」 シンジ「ふぅ〜。。。時々さぁ、夜中にここに来るんだ。アスカとケンカした時なんかに。でも、ここに来るとケンカするより他にすることがあるだろって気がつくんだ。。。」
アスカ「・・・・実はアタシも、夜に来たことがあるの。その時、シンジがそこに座って思い詰めた顔してて。。。アタシ、顔を合わせづらくて、そのまま帰ったの」
シンジ「ふたりとも同じコトしてたんだね。。。。」
アスカ「そうね、それだけアタシたちにとっては思い出深いとこよね、ここは」
シンジ「ねぇ、アスカ。抱きしめていい?」
アスカ「もぅ。バカシンジ。そんなの聞く必要ないでしょ。。。」
シンジ「アスカ。ボクたちの未来が、今日からはじまるんだね。」ダキッ
アスカ「うん。ずぅぅぅっと一緒にね。ああぁ・・・・シンジ。大好きっ!」 その後、寮に戻り、学校の学生課へ
アスカ「すいません。これを。。。」
職員「おや、惣流さんに碇くん。大丈夫なの、まだ授業中でしょ」
シンジ「あ、午前中休みの届けだしてますから。。。今日は、これを。。。」
職員「・・・・ん!えっ!ほ、本当なの。。。?」
シンジ・アスカ「「はい。本当です」」
職員「う〜ん。。。。おめでとう・・・・よね、こういう場合。これって先生方は知ってるの?」
シンジ「ありがとうございます。はい。冬月校長先生やミサト先生たちにも、先日ご報告させていただきました」
職員「あ、そうなんだ。。。じゃ、この書類を受理して生徒名簿に反映させなきゃ。それにしてもビックリよ」
シンジ「それでは、よろしくお願いします」 アスカ「朝から、緊張してたから、お腹すいたわ〜」
シンジ「ん〜と、じゃ、学食行こうか。少し早いけど。。。」
シンジ「AランチとBランチ、お願いします」
給仕のおばさん「あら、シンジくんにアスカちゃん。あんたたち、早いわね。授業サボっちゃダメよ」
アスカ「サボってなんかないよ。届け出済みなんだから。それにね、おばさんたちには、いつもお世話になってるから、特別に見せちゃう。ほら、これ」
給仕のおばさん「ん?エエエッ!婚姻受理証明書って。。。。結婚したの?あんたたち。。。」
シンジ・アスカ「「えへへへ。はい」」
給仕のおばさん「アッッラァァ〜。驚き!ねぇ、ちょっと、みんな!シンジくんとアスカちゃんが結婚したんだって!」
給仕のおばさんたち「「「エエエッ!ホントに?あら、まぁ。スゴイじゃないの!おめでとう!」」」
シンジ・アスカ「「ありがとうございます」」
給仕のおばさん「Aランチ、Bランチ食べてる場合じゃないでしょ。もっと良いもの食べなさいって言っても無いか。。。とりあえずサービスしとくから。。。それで、結婚式は、済ませたの?」
シンジ「結婚式は、明後日サレジオ教会で。。。」
給仕のおばさん「ああ、いいところよね。でも、あそこじゃ、あまり人を呼べないわよね」
アスカ「うん。シンジもアタシも親戚とかいるわけじゃないから、先生たちと友だちだけで。。。」
給仕のおばさん「そうなんだ。ま、何にしても良かったわね。でも、アスカちゃん、結婚式は女の晴れ舞台よ。みんなに見せつけなさい」
アスカ「うん。結婚式の後で丘の上の公園で、みんなにお披露目するの」
給仕のおばさん「そうかい。だったらわたしたちも出席させてもらうわ」
シンジ・アスカ「「はい。ぜひ、来てください」」 シンジ「アスカ。ママさんに婚姻届が受理されたって報告しないと。それと、クラスのみんなに、いつ話そうか。。。」
アスカ「ママには後で電話するわ。クラスのみんなには、今日話すしかないわよねぇ。。。はい、シンジ。あ〜ん。。。。あ、ミサト。。。」
ミサト「相変わらず、当てつけるようにランチ食べてるわね。で、出してきたの?」バーン
シンジ「ゲホッ。。。。あ、はい。無事に受理されました」
アスカ「ほら、これ。婚姻受理証明書」
ミサト「そっかぁ〜。おめでとっ。これで、ついに碇夫妻になっちゃったわけかぁ〜。洞木さんとか鈴原くんたち以外には内緒にしているでしょ。クラスのみんなにはいつ言うの?結婚のこと話してないでしょ」
アスカ「うん。ありがとっ。みんな受験生だし、ヘンに刺激するのも悪い気がしてさ。。。でも、みんなに教えないのもやっぱり悪いから、今日、みんなに報告しちゃおうって、シンジと相談してたの」
ミサト「まぁ、その方がイイと思うわ。それにアンタたちが隠しているフリしてるけど、女子はだいたい気付いてるわよ。男子はニブイから気付いてない子もいるけどね。ヘンに隠し続けられる方が、気になって仕方ないのかもよ」
アスカ「エッ!バレてるの?あ、シンジ。唐揚げ、あ〜ん」
ミサト「さすがに、明後日、結婚式するってのは、バレちゃいないけど、近々するんじゃないかって噂にはなってるわよ。それに毎日、こんなに乳繰りあいを見せつけられてんだから、気付くわよ」
シンジ「・・・・そうなんだ。。。アスカ、あ〜ん」
ミサト「アンタたちって、呆れるぐらいに周り見えてないわね。。。午後からの授業、遅刻するんじゃないわよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ミサト「・・・・この問題は、入試に良く出るから絶対に覚えておくようにね。じゃ、次の問題は。。。碇さん、解いてみて」
シンジ(エッ!・・・・さん付けってことは。。。ひょっとして)
アスカ(な、何よ、このフリは。。。アタシってこと)
ミサト「碇さん。どうしたのかしら。。。?これくらい解けるわよね、黒板に書いてくれる」
シンジ(ア、アスカ。。。)
アスカ(分かったわよ。。。)
アスカ「・・・・はい。じゃ、解きます」カキカキ
生徒「おい、惣流。。。もう、夫婦になったつもりか!」
wwwwwwwwwww
ミサト「さすがね。よく勉強してるわね、碇さん。ついでに話したら。。。」
アスカ「・・・・あの〜。アタシ、今日から碇アスカになりました。。。」ポッ///
シンジ「えーっと。実は、朝、アスカと入籍してきたんだ。明後日、サレジオ教会で結婚式します。。。。」
クラス「「「「「エエエエエッ!マジ!ウッソォォォ!」」」」」
ミサト「みんな、静かに!ま、そう言うことだから。何となく分かってたでしょ、みんな」
クラス:ザワザワ・ザワザワ・ザワザワ。。。 ミサト「・・・・しょうがないわね。。。さすがに授業にならないかぁ。じゃ、碇夫婦に質疑応答でもしてみる?」
クラス「さんせーい!」
シンジ・アスカ「「エエッ!それは。。。」」
ミサト「だって、こんなにザワついてたら授業になんないし、ここで、ハッキリさせた方がみんなの気も収まるわよ。ねぇ、みんな」
クラス:パチパチパチ。。。。
シンジ・アスカ「「・・・・う〜ん。。。仕方ないかぁ」」
生徒「質問、お互い、どこに惹かれたの?」
シンジ「えっとねぇ。アスカの笑った顔。少し怒りっぽいところもあるけど、すごくやさしいし。。。」
アスカ「惹かれたというか、シンジってアタシが付いてないとダメだから。。。ウソよ。ホントは、シンジと一緒にいると心地いいの。だからシンジの前だと素直になれるわ。。。」
生徒「結婚は、いつ決めたの?」
シンジ「結婚って言うよりは、きっと長い付き合いになるんだろうなって思ったのは、2年前の今日だよ」
アスカ「結婚を一番最初に意識したのは、1年生の夏休みかな。。。ね、シンジ」
生徒「ファーストキスは?」
シンジ「・・・・それも。。。2年前の今日だよ。ほら、ケンスケに写真撮られた日だよ」
生徒「子供は?何人つくるの?」
アスカ「そ、それは、まだよ。在学中はね。人数は、シンジ次第よ。。。」
生徒「エッチは。。。」
ミサト「コラッ!その質問は、ダメよ!」
生徒「一緒に住むの?」
シンジ「いや。今のままだよ。寮にいるよ」
生徒「結婚式は、何時から?」
アスカ「結婚式は、サレジオ教会で10時から。午後から、丘の上の公園でお披露目のパーティーみたいなのをするんで、来れる人は来てください」
シンジ「・・・・ミサト先生。。。もう勘弁してください」
ミサト「もう?仕方ないわね。。。じゃ、みんなも、これ以上、碇夫妻の結婚に引きずられないでね。後の授業は、ちゃんと受けるのよ」 放課後。。。
ヒカリ「アスカ、碇くん。おめでとう」
アスカ「ありがとっ。みんなの前で話せて、何かスッキリしたわ」
ケンスケ「こっちも、みんなに黙っていたからスッキリしたよ。それにしても、本当に結婚しちゃうんだからなぁ」
シンジ「・・・・ごめん。これで隠し事無しになったから、楽になったよ」
トウジ「で、惣流のこと、これからなんて呼べばええんや?碇さんちゅうのもなぁ。。。」
アスカ「別に今まで通りの旧姓でいいわよ。シンジ以外の男子からファーストネームで呼ばれたくないし」
ヒカリ「わたしたち、何か手伝おうか」
シンジ「ありがとう、イインチョ。結婚式の受付は、ミサト先生とリツコ先生がやってくれるんで、パーティーの方の受付をトウジとして欲しいんだけど」
アスカ「ヒカリ。それと、ウェディングドレスの着付けも手伝って。ミサトだけだと不安で。。。」
ヒカリ「分かったわ。任せて」
シンジ「久しぶりに、夕飯、みんなで食べに行かない?」
ヒカリ・トウジ・ケンスケ「「「イヤだっ!」」」
アスカ「エエッ。。。どうしてよ!」
トウジ「お前ら、どうせワシらの前でイチャつくんやろ。見てられへんわ」
シンジ「・・・・そんなコトしないからさ。。。。」
ヒカリ「ホント?だったら行ってあげるけど、頼むから目に毒なことだけはやめてよね」
シンジ・アスカ「「・・・・うん。分かった。。。。」」
この日の内に、シンジとアスカの結婚がニュースとなって学院内に知れ渡った。
タイトルは、【悲報】碇シンジ、惣流アスカ【結婚】だった。。。
特にアスカに対して下駄箱にラブレターを出し続けていた男子たちは、一縷の望みを断たれ血の涙を流したと言われている。
また、その後、下級生の女子に人気でお婿さんにしたいランキング1位だったシンジは、なんと結婚後も1位を堅守しアスカを慌てさせた。 >>339
乙です
とうとうカミングアウトしちゃいましたかー
そして定番の質問攻め
子供とエッチの質問された時の二人の心境はどんなもんだったんだろう
ここでも安定のミサトのナイス質問カットは炸裂しましたねw
後編が楽しみです >>339
乙乙乙ー!
早速来たな
やっぱ高校生ならエッチの話題になるんだな
さすがにミサトが止めに入るのもいいねw
これは在学中にオメデタもあるかぁ!?
続きはよ >>339
前編乙だぜ
高校での入籍は例が極めて少ないから想像が難しいぜ
続き待ってるぜ >>340,341,342
ど〜もです。
結婚式ネタは。。。なかなか思い出せなくて大変です。。。
では。後編を。 サレジオ教会 新婦控え室
ミサト「ふ〜う。できた。。。それにしても、馬子にも衣装とは、よく言ったモンね。じゃ、シンジくん、呼んでくるから」
アスカ「うん。ありがとう」
ヒカリ「・・・・・アスカ、きれい。。。」
アスカ「あ、ありがとう。。。ねぇ、ヒカリさぁ。この前クラスのみんなの前で、どこに惹かれたのかとか、結婚をいつ決めたのかって聞かれたじゃない。あれ、ウソじゃないけど、ホントでもないの。。。」
ヒカリ「それ、どういうこと?」
アスカ「ホントのこと言っても、多分誰も信じてくれそうにないから、聞かれたら、そう言おうってシンジと決めてたんだ。。。
シンジは、受験の時に駅で満員の電車から降りられないアタシの手を掴んで降ろしてくれた時に、何となく気付いたらしいの。そしてアタシは、学食でシンジに手を握られた時に、とっても不思議な感じがしたの。
そしてね、朝早くに丘の上の公園で、シンジと偶然に会って話をして、この痣とシンジの痣を見せあったわ。この痣、見ようによっちゃ気持ち悪いでしょ。でも、シンジは、この痣のことを分かっていて、やさしく撫でてくれるの」
ヒカリ「・・・・・・・・・」
アスカ「そこでね、アタシたち、ヘンな言い方だけど、生まれる前の記憶を思い出したの。。。多分、アタシは、シンジに会うために。シンジは、アタシに会うために生まれてきたんだと思う」
ヒカリ「・・・・運命なのね。。。アスカと碇くん」
アスカ「うん。シンジはね、結婚するって決めた時、ママに運命的に出会って、これからはアタシと一緒に新しい夢を紡ぐんだって言ってくれたの」
ヒカリ「そうなんだ。。。何かアスカと碇くん、突然ラブラブになったみたいな感じがしてたんだけど、やっぱりシッカリしてるのね」
アスカ「アタシ、シンジと出会えて良かった。。。」
ヒカリ「・・・・アスカ、いいなぁ。幸せそうで。。。わたしも結婚しちゃおうかな。と言っても、相手がねぇ。。。」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています