残念ながら日本では90年間大噴火が発生していないのだwww
1888年の磐梯山の噴火は山体が崩壊する大規模なものでしたが、噴出物そのものは多くはなくVEI=2にとどまっています。
日本では1739年の樽前山噴火から、VEIが5以上の噴火は起きていません。これほどの火山がありながら、噴出量1立方キロメートルを
超える噴火がないのは
少し珍しいといえます。

阿蘇4火砕流は火砕流台地が本州でも確認されており、非常に巨大な噴火だと言えます。
早川(1993)によると、氏の提唱した噴火マグニチュードで8.4ですから、噴出量は2,000〜3,000立方キロとなります。2〜3兆立方メートル、
5兆トンくらいにはなりますか。
おそらく九州はほぼ全域にわたり焦土と化し、灰に埋もれてしまったでしょう。

鬼界カルデラのアカホヤ噴火は縄文以降で日本最大規模で、大津波を伴ったことで知られています。火砕流は「幸屋火砕流」と
いう名で南九州に分布しており、当時の日本に大打撃を与えました。

幸い、歴史時代の日本は915年の十和田のような、当時辺境の地だった火山を除けば破局噴火を避けていますが、それは単に運が
良かったに過ぎません。
VEIが7とか8などという超巨大噴火が起きたらこの国の文化・文明はどうなってしまうのでしょうか?

なお西之島噴火の噴出量は1.6億立方メートルですのでVEI=4と思いきや、3なんです。というのも溶岩流による噴出が大半だからです。