た すれ より

 
 
■民営化で料金5倍に? 「水道水」がコーラよりも高くなる日


 水道を民営化するとどうなるのか。

 1997年、フィリピンのマニラでは水道料金が5倍になり、99年、アメリカのアトランタでは蛇口から茶色い水が出たという。
 水道料金が高騰するのも間違いないだろう。
 コーラより高くなるという冗談のような話まで出てきている。

 南アフリカでは、料金の高騰で1000万人以上が水道を利用できなくなった。

 こうした事態を受けて、世界では民営化した水道事業を再度公営化している。
 英国の調査機関によると、2000年からの15年間に世界37カ国で235の水道事業が再公営化された。


 日本だけが十分な議論や説明もないまま民営化を進めるという異常事態。


 この異様な状況について政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。


「自分の実績づくりのために、市民の命に関わる重要な水道事業を十分な説明もないまま勝手に民営化させる。
安倍独裁体制の最たるものです」


 市民の命に関わる水道民営化を拙速に決めるなんて、もってのほかだ。