>>729続き
★超重要

97 名前:あなたの1票は無駄になりました@無断転載は禁止[] 投稿日:2017/09/07(木) 22:20:39.97 ID:9+IhjpE70 [5/11]
● 宮本たけしfb ● (だんじり)

もう一つ、「THAAD(サード)」配備に関わるソウルからのニュースをご紹介しましょう。

「北朝鮮のミサイル攻撃に備える」という名目の在韓米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」ですが、
韓国青瓦台(大統領府)はこれに関する立場を示さず「慎重モード」を貫いているというのです。

それは「地元住民らを中心に反発が依然根強」いためで、青瓦台は大統領秘書室長や首席秘書官らによる会議を開き、
発射台の搬入や住民の反対行動について報告を受け、対策を協議。
ある青瓦台関係者は聯合ニュースの取材に「THAADに関連のある国防部や環境部、外交部、行政安全部などが立場を整理して発表した後、
青瓦台がこれを総合的に検討して立場を示すのが望ましい」と述べたといいます。

なぜこうなるのか。 
すでに、韓国軍は高度40キロ以下の下層でミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」というものを構築中です。
在韓米軍のTHAADは北朝鮮の弾道ミサイルを40〜150キロの高高度で迎撃するというもので、
これによって「重層的な防衛体制を築く」というのが配備の建前です。

しかし、韓国に落ちてくるミサイルなら高度40キロ以下の下層でミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」で十分。
それを超える「THAAD」は上空を飛び去るものも迎撃するということ…
そのようなものを配備するのに地元住民に反発があるのは、当然のことです。

日本では、高度15キロの「PAC3」に加えて、
イージス艦搭載のミサイル迎撃システム「SM-3ブロック1A・B」という最大射高500キロという
迎撃ミサイルもすでに配備されておりますが、 
まだ足りないと最大射高1000キロと言われる「SM-3ブロック2A」というようなものまで日米共同開発しています。

この「SM-3ブロック2A」は、
北朝鮮からグアムに向かう中距離弾道ミサイル「ムスダン」を日本近海からでも迎撃することが可能になる性能を持っており、
そのような迎撃は集団的自衛権の行使以外の何物でもありません。
そういう意味では、集団的自衛権の行使容認は、このミサイルの日米共同開発が始まった2006年時点で、すでに既定路線だったとも言えます。

こうなると、安倍首相が日米首脳電話会談で語ったと報じられている「日本は100%アメリカとともにある」という言葉は、
まさに日本と日本国民を米国の「楯」に差し出すようなものだと言わねばなりません。

THAAD搬入に「慎重モード」の韓国大統領府 反対世論を注視
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/09/07/0200000000AJP20170907001800882.HTML