>>382続き

夫妻が逮捕された夜。
肩を落とす、佳茂さん(籠池息子)とまゆみさんに、沖縄の話をした。
運動は、ゆるく、しなやかにしたたかに、鋼のような心では折れてしまうから。

山城博治さんの話をした。
沖縄で闘い続けてる人々の話をした。

高江では小学生まで国に訴えられたという話をしたら、
佳茂さんも唖然としていた。

高江の石原さんたち家族の話をした。
いつでも愛とユーモアを、というガイドラインがなぜあるか。という話をした。
距離を超えて、籠池家に、高江の愛とユーモアが灯った。
大丈夫、これ以上の底はない、と肩を組んだ。

個人が、人権や民主主義を守る知恵や方法を、
僕は沖縄で学んだ。僕の中に沖縄が生きている。
あの人たちの笑顔も怒りも生きている。

だから大阪地検特捜部とも渡り合えたんだ。
涙が出てきた。

僕らは今、距離を超えて、立場を超えて、連携できる。
砂金を集めるような日々の積み重ねが、
政権の支持率を一年でここまで追い込んだ、
いよいよイナダもやめた。

僕は個人の力を信じている。
その個人たちの少しづつの力によって、
大きなものさえ動かしていける。
去年の今頃には信じられなかったことが起こる。

おれたちにはできる。
これからも民の力をつなげ、

心と心に橋を架ける、そういう存在であり続けたいと思う。
皆さんもゆるくつながってほしい。

砂金を集めるような日々が、いつかきっと輝くのを、僕らは知っているのだ。