「皇室におかれては、今年4月19日に秋篠宮皇嗣殿下の立皇嗣の礼が執り行われる。

殿下が皇位継承順位第一位となられたことを公に宣明される儀式で、悠仁親王殿下が

第二位の皇位継承者となられたことも改めて明らかとなる。

 悠仁親王殿下と同世代には皇位継承有資格者がゐないことから、立皇嗣の礼が

終はれば、政府において先の「皇室典範特例法」における付帯決議の要請に

基づき、「将来的に安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の

創設等について」の検討が始まるものと思われる。斯界においては、安易な世論の

動向に惑わされることのないやう、百二十六代の今上陛下まで例外なく続いてきた

皇統の男系継承の大原則に則った方策を提示して、政府と国会、マスコミと

一般国民に対して積極的な啓発活動をおこなっていかねければならない。

神社新報、論説より