「本物の占い師」と「偽物の占い師」を見分けるたった1つの方法

■ネコが目の前を横切ると唾を吐いたロシア共産党幹部

【佐藤】ソ連時代、まだソ連の崩壊など見えていない頃ですが、ロシア人でインテリの共産党幹部と一緒に道を歩いていました。
道の前をネコが横切ると、私の横にいた彼が後ろを向き、ペッペッと唾を二回、吐くのです。
「どうしたの」と訊いたら、「ネコが目の前を歩いていった。こんな不吉なことはないじゃないか」と答えました。
「それは迷信じゃない?」と言うと、「いや、迷信じゃない。ネコが前を通ったのを放置してひどい目に遭った奴が何人もいる、唾を吐くのは慣習だ」と説明していました。

こういう迷信的なもの、占い的なものは、やはりわれわれの中に染み付いているということです。心は非常に複雑な問題です。

飛躍しますが、その心の問題に直面する機会は、やはり死にあると思います。われわれは死を回避できない。
だから死に気づいてしまうと、やはり占いに関心が出てくるのです。
ソ連時代、モスクワのお墓に行くと、共産主義者の墓には日本の卒塔婆にあたるものとして赤い星が付いていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200512-00035224-president-soci&;p=4
https://president.jp/articles/-/35224