怒鳴り合いの対立にも発展する「地域猫問題」

地域の猫問題は、こじれると大変なことになってしまいます。その相談や仲裁を引き受けるのも私たちの大事な任務のひとつ。
連絡を受けて出向いた先で第三者として調整に入ったつもりでも、顔が触れ合うほどの距離で罵倒されることもあります。

ふん尿被害などが実際に続いている場所では、餌をあげている人が逃げ回って会話を拒んでしまうケースも。
毎日がピリピリした雰囲気で街が覆われているのは、住んでいてとてもつらいだろうと思います。

まず猫を迷惑に思っている側からは、ふん尿被害や過剰繁殖の問題などが繰り返し語られます。
これらについて、「猫の問題ではなく人の問題」であること、「お互いの譲り合い無しには、同じ街での暮らしは成り立たないこと」
に思いを致し、納得してもらえるよう、粘り強く説明を重ねます。

逆に猫に餌をあげている側の人とは、猫好き同士としての会話はできても、なかなか解決の方向へ向かってもらえないケースもあります。
餌の時間を決めること、ふん尿を含めた清掃をすること、不妊去勢手術を徹底すること……。
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