徳島 警察犬の競技会03月10日 11時33分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190310/8020004186.html
事件や事故の際、警察の捜査に協力する嘱託警察犬や警察犬を目指す犬が、足跡を追跡する能力などを競う
競技会が、徳島市で開かれました。
嘱託警察犬は、ふだんは民間の訓練所や一般の家庭で飼育され、警察の要請を受けて、事件や事故の捜査や行方
不明者の捜索などを行う犬です。
競技会は徳島県警察本部が毎年開いていて、会場の徳島市の河川敷には、シェパードなどの嘱託警察犬や警察犬
を目指す犬の合わせて20頭が集まり、臭いを手がかりに足跡を追跡する能力や、複数の臭いをかぎ分ける能力を
競いました。
このうち、足跡を追跡する競技では、鼻を地面に近づけながら人が通ったあとの臭いをたどり、落ちている遺留品を
見つけるとその場に伏せて飼い主に知らせていました。
また、臭いをかぎ分ける競技では、先にかいだ臭いをもとに、5つの布の中から同じ臭いのものをかぎ当てていきました。
警察によりますと、徳島県内では去年1年間に認知症で行方不明になった高齢者の捜索などで、警察犬が27回
出動したということです。
警察犬を目指す犬とともに競技会に参加した女性は「犬の能力はまだまだですが、前回よりはしっかり追跡して
くれました。警察犬を目指してこれからも犬と一緒に頑張りたいです」と話していました。