豪北東部、ネズミカンガルー激減=環境保護団体が警告

【シドニーAFP時事】環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は6日、オーストラリア北東部クイーンズランド州に生息する
有袋類キタフサオネズミカンガルーが過去30年で7割近く減っており、最大でも2500匹程度しか生き残っていないと発表した。

猫の餌になったり、土地開発で生息地を奪われたりしたほか「気候変動に伴う山火事も脅威だ」と絶滅の危機を警告した。

キタフサオネズミカンガルーは、ウサギに近い大きさで、トリュフのようなキノコを好み、生息地一帯に胞子を媒介する。
WWFは「自然環境のバランスを維持する独特の役割を果たしている」と強調。「まだ遅くないが救えるチャンスは失われつつある」と指摘し早急な保護を訴えた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000151-jij-asia