「ヘイトスピーチ対策法のせいで反差別・反レイシズム運動が暴走して、右翼っぽい歌詞は弾圧OKになってる」という主旨のtwがRTされてきたんだが、
もしかしてリスナーが楽曲の歌詞を批判したり、動画配信サイトが規約違反の動画をBANする行為を「弾圧」だと思っているんだろうか。

特定の言論あるいは表現に対して、それを批判する言論なり表現が対抗的に登場することは、むしろ言論・表現の自由を体現している状況だ。
「弾圧」という言葉は、行政当局なり警察組織なりの公権力が介入した場合に限って使うのが普通だと思う。

「歌詞が気に入らない」と感じ「歌うな」と発言することもまた「言論」「意見」「表現」であるということがどうしてわからないのか。
「表現・言論の自由」は、あくまでも公権力が国民の表現・言論を弾圧することからの自由を保障したものであって、国民同士の意見の対立はむしろ自由の成果だぞ。