山梨県庁の猫、里親決まったのは3匹だけ「野良と伝えると破談」

山梨県庁(甲府市)の敷地内に多くの野良猫が集まり、県が愛護団体の協力で猫を捕獲して
去勢・避妊手術を施し、再び敷地内に戻して1カ月が経過した。
県によると、14日までに手術を終えた野良猫計23匹のうち、里親が決まったのは3匹だけとなっている。

県財産管理課によると、1月13日に捕獲を初めて以降、22日にさいたま市内の愛護団体が2匹を引き取ったほか、今月8日には
横浜市青葉区の個人が1匹の里親になったという。

残りの猫は再び県庁内で過ごしており、糞尿などの問題は解決していないままだ。
県はホームページに猫の情報を写真付きで掲載してきたが、今後も情報を更新するなど里親捜しを継続していくという。

県財産管理課の塩野開課長は「譲渡会のようにしつけられた猫を想像する人が多い。
人慣れしていない野良猫だと伝えると破談になることが多い」と話している。