愛知県警は22日、飲酒運転事故の捜査書類を廃棄したり、拾得金を横領したりしたとして、証拠隠滅や業務上横領などの容疑で警察官計4人を書類送検し、それぞれ停職1〜6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
4人はいずれも容疑を認め、うち3人は依願退職した。

 県警によると、東海署交通課の男性警部補(54)は2015年10〜11月、管内であった2件の交通事故で、運転手2人にそれぞれ酒気帯び運転などの疑いがありながら捜査を放置し、捜査書類や証拠物を廃棄したなどとされる。
 一宮署交通課の男性巡査部長(40)ら2人は、人身交通事故を起こした男(56)が逃走し、飲酒を隠そうとした事案の捜査を行わず、昨年8月、虚偽内容の捜査書類を検察に送るなどした。
半田署地域課の男性巡査(24)は今年10月、祭りの雑踏警備で拾得物として預かった現金2万円を着服したとされる。


警察官4人を懲戒=書類廃棄や横領など−愛知県警:時事ドットコム
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