砺波市の職員が、5日、酒気帯び運転で追突事故を起こして逮捕された事件で、富山西警察署は、6日、容疑者を富山地方検察庁に送りました。
 また、この容疑者は、事故のあと警察官が到着する前に一時、現場から逃走していたことがあらたに分かりました。

 酒気帯び運転とひき逃げの疑いで逮捕・送検されたのは、砺波市の財政課主幹で砺波市庄川町に住む橋本実容疑者(52歳)です。
 橋本容疑者は、5日午前8時50分ごろ、富山市婦中町の国道359号線を富山市方面へ乗用車で走行中、前を走っていた軽乗用車に追突。
 駆けつけた警察官が橋本容疑者の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されました。
 この事故で、軽乗用車を運転していた女性が首を痛める軽傷を負いました。
 職員の逮捕を受け、砺波市の企画総務部長が6日会見を開き、謝罪しました。
 その上で、6日朝、職員に交通法規の順守徹底を指示したと説明。
 年末年始の間、市の職員どうしの飲み会を自粛するとしました。
 橋本容疑者をめぐっては、6日、新たな事実が明らかになりました。
 事故の直後、追突された女性が通報したあと、警察官が来る前に一時、現場から離れていたのです。
 調べに対し、橋本容疑者は飲酒したことを認めているほか、現場から一時離れたことについても、「気が動転していた」と認めているということです。
 一緒に飲んでいた職員に市が聞いたところ、橋本容疑者は5日は仕事が休みで、4日の午後6時ごろから砺波市内の飲食店で酒を飲んでいました。
 また、容疑者の家族によりますと、午後9時過ぎに帰宅したものの、その後、ふたたび外出したということで、ふたたび飲酒した可能性があるということです。
 警察は、橋本容疑者がどこで、どれだけの量の酒を飲んでいたかなど、さらに調べを進めています。

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