8日午前6時10分ごろ、北九州市八幡西区穴生4丁目のマンション7階の部屋で、住人の男が猟銃でペットの犬を撃ったと110番があった。
福岡県警によると、60代の男が1人で立てこもったが、同居する妻は逃げ出し、人質やけが人はいない。県警はマンション周辺の住民を避難させるとともに、男に出てくるよう説得を続けている。

県警によると、男は妻と2人暮らしで元自衛官の会社員とみられる。猟銃所持の許可を得ていた。男が自宅内で猟銃を2発発砲したため、妻が別の階に住む知り合いの女性宅に逃げ込み、この女性が110番した。

 妻は「夫が会社や仕事のことで悩んでいた」と話しているという。同日午前11時半現在、捜査員は男と接触できていない。

 現場のマンションは9階建てで、JR鹿児島線陣原駅から数百メートル南の住宅街にある。県警は100人態勢で捜査に当たり、現場周辺に規制線を張るとともに、マンションから半径約300メートルの住民に避難や外出を控えるよう呼び掛けた。

 現場近くの穴生小は全児童約380人の無事を確認し、通常通り授業を行っている。同小体育館には住民約40人が避難している。

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