犬の殺処分7年連続でワースト1 11/29 06:39nhk
昨年度、香川県内で殺処分された犬はおよそ1800頭に上り、7年連続で全国ワースト1位になりました。
香川県によりますと、野良犬として捕獲されたり、飼い主が捨てたりして、昨年度1年間に県内の保健所などに引き取られた犬のうち引き取り手が見つからずに殺処分された犬は1875頭に上りました。
これは、前の年度より205頭減りましたが、殺処分された犬の数は、7連連続で香川県が全国でワースト1位だということです。
県内の保健所などに収容された犬のうち、最も多いのが迷い犬や野良犬など飼い主がわからない犬が2447頭と、全体のおよそ9割以上を占め、次いで飼い主が「飼えなくなった」として、自ら持ち込んできた犬が62頭でした。
一方で、保健所や譲渡ボランティアから、ほかの飼い主に譲渡された犬は537頭と、昨年度より153頭増えていて、県の生活衛生課は、譲渡ボランティア制度が一定の効果をあげているとしています。
香川県生活衛生課の担当者は「飼い主としてのルールを呼びかけたり、譲渡活動への支援を続けるとともに、県民のみなさんと一緒に考えながら動物愛護の活動に取り組んでいきたい」と話していました。