7日に熊本県御船町の住宅で寝たきりの女性が顔などを切りつけられた状態で見つかった事件で、警察が、女性が猫に襲われた可能性もあるとみて捜査していることがわかった。

 この事件は7日、熊本県御船町の住宅で、部屋で寝ていた松本眞弓子さん(82)が顔などを切りつけられいるのを帰宅した夫が見つけたもの。
松本さんは命に別条はなかったものの、顔などに20か所以上の傷があり、警察は殺人未遂事件として捜査している。

 捜査関係者によると、その後の捜査で犯行があったとみられる午後3時から午後5時頃までの間に松本さんの家に人が出入りした形跡がみられないことに加えて、
松本さんの顔の傷が猫に引っかかれた際にできる傷に似ていることがわかった。このため警察では、松本さんを襲ったのは人ではなく猫だった可能性も視野に入れて捜査を続けている。