国内では承認されていない顔のしわ取り器を不正に輸入したとして逮捕された大阪の医療機器販売会社社長ら2人が、輸入に際し、医師の免許を勝手に使い、輸入報告書を偽造したとして再逮捕されました。

 有印私文書偽造などの疑いで再逮捕されたのは、大阪市住之江区にある医療機器販売会社社長、坂口時彦容疑者(62)ら2人です。
坂口容疑者らは去年10月、顔のしわ取り器「サーマクール」をアメリカから輸入する際、医師の名前や印鑑を勝手に使い、輸入報告書を偽造するなどした疑いがもたれています。

 未承認の医療機器は、医師が個人輸入する場合のみ許可されていて、坂口容疑者らは取り引きのある医師の免許をコピーして悪用していたとみられます。
調べに対し、坂口容疑者は「部下が独断でやったこと」と容疑を否認していますが、押収したパソコンには約300人分の医師免許のコピーが保管されているということで、警察は販売用の在庫を確保する目的で不正輸入を繰り返していたとみて調べています。

http://www.mbs.jp/news/kansai/20171015/00000023.shtml