党長老の伊吹氏は「安倍さんには道義的責任」 東洋経済オンライン

相次ぐ政府の失態について、党長老の伊吹文明元衆院議長は「安倍さんには道義的責任がある」と指摘し、
首相の「政治の師匠」でもある小泉純一郎元首相も、9月の自民党総裁選での首相の3選について
「難しいだろうな。信頼がなくなってきたから、何を言っても言い逃れにとられてしまう」と厳しい言葉を口にした。
首相は「真相を徹底解明し、膿を出し切って、再発防止策を徹底する」と繰り返すばかりだが、
「一連の問題は結局、首相自身に行き着く」(立憲民主党)との指摘も多く、
野党側は「出すべき膿は首相自身」(共産党)と口を揃える。
政局が混迷を極める中、永田町では半世紀以上も前の「黒い霧解散」も取りざたされ始めた。
首相が自民党総裁選で3選を狙うには、「現状をリセットするしかない」(細田派幹部)というわけだ。
しかし、与党幹部の間では「リセットどころか、自民党自体を窮地に追い込む自爆解散になりかねない」
(閣僚経験者)との声が支配的だ。