0025ピリア
2018/10/17(水) 00:27:21.76ID:z5iUaChQ駿は父性を越えてはいないけど、
父性がどんなものかは理解してる。
父性の象徴を使うことはできる。
ラピュタの歌、
父さんが遺した熱い想い
母さんがくれたあの眼差し。
これはうまい言葉だと思う。
キキのラジオ、あれも父性の象徴と読める。
風立ちぬにもモノリスのような象徴があった。
母性が、家庭であるなら
父性は、社会だ。
母さんの優しい眼差しは、守って育ててくれるものだ。
父さんの熱い想いは、この世界を切り拓いて進んでいく原動力、勇気となる。
しかしまあ、駿が越えてない父性、と限定して言うなら、
ほんとに父親との関係があんまり良くなかったんだろうな。
風立ちぬ、で夢のなか、飛行機に乗る次郎は、
自分より更に高いところにあらわれた塔的なものに、
爆弾を落とされて、一緒に落ちる。で目が覚める。
高圧的で、口答えを一切許さない、みたいな父親像が伺える。
次郎は、駿は、対峙して議論できたことがないんじゃないか?
母性の支配が見捨てられる恐怖と対になるなら、
父性の支配は、抑圧される怒りと対になる、という気がするな。