超純愛小説「長老と北川景子」
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「まだまだ、凄いのがあるんだな〜」と亜佐美は完全に楽しんでいた。亜佐美がバスタオル一枚だというのに、
衝撃を受けた私には目に入る余裕さえない状態だった。
今度は、山本日本支部委員と若い筋肉質な兄弟が抱き合っている。これは、さすがにやばいでしょ、と一時停止し、
観るのをやめようとしたが、結局、観てしまった。支部委員は完全に猫ひろしになっており、若い兄弟は舘ひろしになり、
バックでガンガン支部委員のケツは責められ歓喜の声をあげている。俺は世界で一番穢れたものを観た気がした。
「亜佐美が、こんなもんじゃないよ、もっともっとあるわよ。」と嬉しそうに云うと
「俺はもう無理。でさ、一体、亜佐美。君は一体何者なんだ?」「だから言ってるじゃない。知らないほうが身の為だって。」
自分の頭は複雑どころか、完全に精神が崩壊しそうだった。亜佐美に「僕はもうだめかもしれない。」と弱気な声で言うと。
「シャワーでも浴びてきなよ。すっきりするから。」大人しく従った。シャワーを浴びながら、
AVのようないや、おぞましい動画が頭に交錯した。長谷川主宰監督は、20代の姉妹と不倫していると、若い兄弟が噂していたし
私も二人仲良く街を歩くのを目撃していたので、出来てるのかなと、思っていたので、あの動画はあり得る話かもしれない
けれど、山本日本支部委委員の動画はどうだろう?日本のトップに同性愛が許されるのであれば、俺の不道徳は許されるに違いない
潔癖な俺は、初めて見るホモ動画に穢れを感じ、しつこい位に念入りにシャワーで何度も身体を洗った。
そしてようやく俺は覚悟が決まった。俺はバスタオル一枚で浴室を出た。