選手だけでなく、被災者のためにも 笑顔で後押しする仙台育英・チアリーディング(産経新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/861a37118e2ec65530e52cd598b7c37244f6b1fd

選手を応援する仙台育英のチアリーディング部長、佐藤あみさん=25日、甲子園
https://www.sankei.com/sports/photos/210325/spo2103250026-p1.html

25日、甲子園球場で行われた選抜高校野球大会で、仙台育英(宮城)が神戸国際大付(兵庫)との2回戦に13−5と大勝、8強一番乗りを果たした。
冷たい雨が降る中での試合となったが、仙台育英の三塁側アルプススタンドは選手の猛攻に盛り上がった。
チアリーディング部長の佐藤あみさん(17)は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出せない声の代わりに満面の笑みで選手たちを後押しした。
チアリーディングとの出会いは中学時代。高校野球好きの兄・拓摩さん(21)ら家族とともに甲子園を訪れ、チアリーダーの輝くような笑顔に魅了された。
「私も誰かを笑顔にできる人になりたい」と思ったのがきっかけだった。
本格的にチアリーディングに取り組んだのは高校入学後。
スタンドでは「私たちが諦めたらダメ。一緒に戦っているつもりで応援している」というのが佐藤さんのモットーだ。
今年は震災から10年の節目。震災当時は小学1年で「怖いというイメージだけだった」という。
それが最近は「皆さんに支えられて生きてこられたありがたみがわかるようになった」と話す。
東北では現在も余震とみられる大きな地震が続く。
佐藤さんは「被災者の方々にも応援する気持ちが届けば」と笑顔で語った。