お昼寝&お散歩が終わって再開しよう

なぜ「癌は早期発見すれば治る」などという神話が生まれたのか?
40年以上前から癌の早期発見技術が急激に進歩し、癌を早期発見することが可能になって来た
そして早期発見できた癌を治療したところ死なない患者(治った患者)が出てきた
それまでは癌になったら必ず死ぬと思われて来たから、早期発見した患者が治ったことは正に衝撃的事実だった
医者たちは「癌は早期発見すれば治る!」と確信した
それまでは早期発見する技術などなく、癌患者は全て末期だったから、早期発見によって癌の治療をする人も増えた
「早期発見早期治療で癌が治った!」という患者も多くなった
こうして「早期発見すれば癌は治る」という神話が生まれた

その一方で「早期発見早期治療したのに助からなかった」というケースを多くの医者が体験するようになる
また早期発見によって癌の治療をする人の数は増えたが、肝心の癌による死亡者は全く減らず、毎年着実に増え続けた
そのうち医者の中にある疑問を持ち始めまた者がいた
「早期発見で癌が治るのなら、なぜ早期発見しても治らない患者がいるのだろう?しかも癌の死亡者数は全く減っていない。とすれば、本物の癌は早期発見しても治ることはなく、早期発見して治った癌は元々死なない癌だったのではないか?」
そう仮説を立てた医者の一人が近藤誠氏である