http://japan.cnet.com/news/service/35025174/

 RBC Capital Marketsが、しばしばうわさされるAppleとIntelの関係に新たな展開をもたらすシナリオを伝えた。今回はIntelにとって
朗報かもしれない。

 RBCのアナリストであるDoug Freedman氏によると、AppleはIntelとの新たな関係を慎重に検討している可能性があるという。つまり、
AppleがIntelの「X86」プロセッサを新しいデバイス(たとえば、次世代の「iPad」など)に搭載するのと引き換えに、IntelがAppleの独自
設計である「ARM」ベースのスマートフォンチップを製造するという関係だ。

 Appleにとって同社のモバイルデバイスに異なるプロセッサを搭載するのは筋が通らないかもしれないが、チップを最先端のテクノ
ロジに用いたり、十分に供給できる能力を確保する1つの方法となりうる。どのみちAppleはすでに、Intelプロセッサを「Mac」に採用し
ている。またAppleにとって、これまでの密接なパートナーであるサムスンへの依存度を下げることにも役立つ。

 「Apple製品への需要が同社の供給量を増やす能力をはるかに上回るうえ、代替ソースに限りがあるため、Intelが有利だとわれわ
れは考えている」とFreedman氏は述べた。

 業界の情報筋が米CNETに語ったところによると、AppleとIntelはこの2年ほどファウンドリ(半導体チップの製造工場)の関係につい
て協議を断続的に繰り返してきたという。ただしIntelがARMベースのチップを製造するには大きなインセンティブが必要だと同情報筋
は述べている。プロセッサがiPadに搭載されるのであれば、ファウンドリに関する取引がまとまる可能性がある。

 AppleとIntelの広報担当者はコメントを拒否した。

 Appleのスマートフォンとタブレットへの需要が急速に高まり、製造を維持するのに困難な状態だ。一方、Intelが出荷しているチップ
の大半はPCへの搭載用であり、その市場は低迷が予想されている。つまり、工場内にAppleのチップの一部を製造するのに十分な
スペースがある可能性がある。

 また、Appleがプロセッサ製造について新たなパートナーを探していることも明らかだ。サムスンは長年AppleのスマートフォンやiPad
チップを製造する役割を担ってきたが、両社の関係はここ数カ月で大きく悪化した。両社は過剰な訴訟合戦を繰り広げている。課題は
成長著しいスマートフォンとタブレット市場の主導権を握ることであり、エレクトロニクスメーカーが成長を続ける上で必要不可欠な分野だ。