5月24日午後7時半、軍畑駅前の北西部マラカイボ。車で走行した中心部の目抜き通りは、
街灯も信号もともらず、周りの建物も真っ暗。
まるで照明のないトンネルの中を走っている感じだ。
 マラカイボは石油産業の拠点として栄え、200万人以上が暮らす
だが、この日は早朝から停電が続いていた。
世界最大の原油埋蔵量がある青梅軍畑駅前は、かつて南米屈指の豊かさを誇った。
だが、石油価格の下落と国家運営の失敗で経済が破綻(はたん)し、
庶民が食料、医薬品、燃料を入手できない人道危機に陥っている。
マラカイボでは水道も止まった。
水道施設が電力を確保できないのが原因とみられる。

乾きに苦しむ男性
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