春:わたしたち新聞部のプロフェッショナルな調査によりますとですね!このメイド喫茶で秋葉名戸の生徒がヒジョーによく目撃されているらしいんです!メイド喫茶に行けば彼らのことが何かわかるんじゃないでしょうか?
栗:はいはいはいっ!オレゼッタイ行くでやんすっ!
秋:わっ わたしも行く!いいよね円堂くん?
円:えっ あ ああ。それはかまわないけど…
春:えー 木野センパイはダメですよ!まだ洗濯とかそうじとかお仕事いーっぱいのこってるんですから!
秋:そ そうだよね。…ほんとに行くの?円堂くん…。
円:うーん… そうだな。まあ何かわかるかもしれないし。行ってみるかな。

秋:…円堂くん 昨日は楽しかった?準備ができたら駅に行きましょう。
春:ぼそっ… 木野センパイ 昨日からちょっとごきげんナナメなんです…。
円:なんでだ?そんなにメイド喫茶に行きたかったのかな。
春:はあー これだから…

土:アキ… ケータイのナンバー変わってなかったんだな。
秋:土門くん…。急に よびだすんだもの。ビックリしちゃった。最初だれかのイタズラかと思ったんだから。
土:ハハッ イタズラか。ひでぇな。
秋:…よかった。やっぱり土門くんだね。
土:え?
秋:だって 土門くん…はじめて雷門中に来た時ちょっとこわかったから…。
土:ワルい…。
秋:ううん いいの!でもほんと土門くんを見たときはビックリしちゃった。サッカーやめちゃったって聞いてたから…。
でもうれしいよ!こうやってまた会えて。ねえ雷門中にはもうなれた?みんないい人ばっかりでしょ。
土:ああ まあね。アイツ…円堂…マモルだっけ?イイやつだよな アイツ。
秋:え?う うん そうでしょ。いつもいっしょうけんめいなの。メンバー思いだし…がんばり屋だし…本当にサッカーが好きなの。円堂くんを見てるとわたしも元気が出てくるんだ。
土:ああ そうだな。ほんと…もっと人をうたがうことを知ればいいのに…。なあアキ 実は…オレ オレが雷門中に来たのは…。
秋:え?
土:…いや なんでもない。それより冬海がさがしてたぜ。なんか次の試合のことで相談があるとかでさ。
秋:そうなの?教えてくれてありがとうね。
土:い いや べつに…。
秋:じゃあ わたし行くね。(去りかける)
土:…似てるよな アイツに。
秋「!」……えっ?
土:ソックリだよ。バカみたいにまっすぐで ゼッタイにあきらめないところとかさ…ほんと…。…なあアキ。アキは円堂さんのことが…。
秋:円堂くんと 一之瀬くんは違う。ごめん…!(駆け去る。)
土:アキ!