20xx年・・・西日本代表決定戦

立士館大学ジャガーズ VS 近畿学院大学デーモンズ
試合は第4クウォーターに突入!
ここまで14対10で立士館大学がリード・・・
残り時間は11秒!
4thダウン、ゴールまで5ヤード・・・もちろん勝負だ!
僕はRBとしてセットバックしたQBの後ろでボールを待つ!
スペシャルのサイン・・・
僕の心の声
”うわっ!ついに出すのか!”
緊張が走る・・・もちろん試合では1度も出していないプレー!
QB
”セット・ハット・ハット!”
QBは僕に後ろパス・・・僕はボールを、エンドゾーン右端に向け
投げる・・・練習では何度もやったが実践では初めてだ!
ボールは放物線を描きながらエンドゾーン右端に飛んでいく。
長身のWRがエンドゾーン内で両手を高く上げ捕球体制に入る・・・
ボールは、かなり高い軌道で飛んでいる・・・
僕の心の声
”うわっ!頭上を通過しそうだ・・・やばい・・・何とか捕球
してくれ・・・頼む!”
緊張が走る・・・
WRはジャンプして片手でボールを捕球しボールを抱え込みながら転倒・・・
審判が駆け寄り確認・・・両手が上がった!
逆転タッチダウン!
近畿学院大学デーモンズが優勝・・・初の甲子園出場
が決まった瞬間であった。