生まれも育ちも香川の讃岐娘と付き合っていた頃。一度きりのイタズラ心で、エッチのときに
隠しておいたうどんを不意打ちで入れて「讃岐娘がうどんを産んどん?」とからかっちまった。
そしたら彼女、ぽろぽろと大粒の涙を流して「子供の頃お婆ちゃんやお母さんが細い腕で
心を込めて打ってくれたうどん、こんな粗末にする人とは絶対付き合えない!」と言って火がついた
ように泣き出した。家族思いの純情な讃岐娘の可憐な涙に、俺のハートは内側キャップが外れて飛び出した
七味唐辛子を浴びたように燃え上がる。
「馬鹿野郎!俺はおまえの汁だけでうどんを食いたいんだ!」と叫んでマソコにガバッと口を密着させ
ズズズズズーと力一杯吸って一気に完食。突然のことに涙拭く間もなく絶頂に上り詰めた彼女は、
快楽の余韻が収まると押し寄せる恥じらいを必死で隠すように紅潮した頬をぷっくり膨らませて
わざとふてくされた口調で言った。「お味はいかがでしたかっ!」

いまも家族でうどんを食べると思い出す。察した女房は言う。「ん?お味はいかがでしたかあー?」
馬鹿やろー、お前が細い腕で心を込めて打ってくれるうどんが世界一うまいに決まってるじゃないか。