近所のスーパーで見かけた母娘、
娘はアラサーでツバの広い帽子を粋にかぶって、
かなり高いヒールで危なっかしく歩く。

その娘は空いたカートを置き場で
横腰で斜めに押して突っ込んで、
最後の押しを腰骨をグラインドするように押し込む。
後ろから見ていて履いているスキニーパンツなんか、
どっかに行ってしまいそうな妖艶な仕草。

それから手に袋を持って母親と並んで歩く話が聞こえてくる。
母親曰く、あんた昨日随分声が大きかったわよ・・・
未亡人らしい母親が続けて、
あんたが出掛けている時、
婿さんが昨夜では食い足りなさそうな目をして私を見るから、
一瞬グラっと来たわ、なんて話を延々としながら
おいらの前を歩いている。

今夜はもしかして親子丼か?