中学・高校の同級生と会社の先輩が123便に乗っていた。
会社の先輩は1便前に乗るはずが、頼まれた女の子が間違えて123便を予約してしまったので、墜落を知ったときは泣き崩れたらしい。

その後、ちょうどアメリカに留学していた友人が新聞切り抜きを送ってくれた。
その記事には米軍救難ヘリが墜落現場上空まで到着して夜間降下を始めようとしたときに、日本側(自衛隊)からの要請で引き返したとはっきり書いてあった。
ベトナムで実戦を経験した米軍は夜間でも救難する技術はあったけど、自衛隊は夜明けまで待つしかなかったんだよね。
先輩は歯型でやっと確認できる状況だったからどうしようもなかったけど、自衛隊のくだらないメンツのために同級生を含め、まだ何人も助かったかも知れないチャンスを逃した。
このとき、自衛隊も帝国陸海軍と同じで、肝心なときに国民を守る組織ではないということがよくわかったよ。

当時の日本のマスコミはアメリカの記事は見ているはずなのに一切報道はしなかったのは、中曽根康弘が報道規制をしたからだろう。
先日のNHKの番組も、少し匂わせる言い方はしたが、ハッキリとはさせていなかったな。