天理教のシンクタンクである「天理やまと文化会議」がある。
ここでは専門家たちが時事トピックに関して議論しているとある。
出席したことのある天理教人の何人かに話を聞くと、そこでは議論というよりも、
専門家を招いて「はい、大変勉強になりました」という議論とは名ばかりの学部生の
講義程度しかないようだ。
天理時報10/28号の「視点」ではiPS細胞の生命倫理に関して
「天理やまと文化会議では、このiPS細胞と生命倫理問題に関して、
すでに2007年12月から計12回の討議を重ねてきている」
http://doyusha.jp/doyu/top/?page_id=14223
とあるが、「5年間で12回だけ?それだけで超難問を議論したと言い切れるの?
じゃあ結論はどうなの?議事録を公開してよ」
という疑問を持った人は少なくないだろう。
結論はやはり「この革新的な技術進歩によって生命が資源化、道具化、商業化される
可能性がより現実味を帯びてくるだけに、iPS細胞が内包する倫理的問題を教理面からも
掘り下げていく必要性が増している」と
「12回も議論して、まだ掘り下げてないんかい」とツッコミたくなる結論である。