ゲーム『バイオショック インフィニット』に登場する悪役の語る過去
1890年のアメリカ。悪役は白人男性で、アメリカ陸軍の第7騎兵連隊に所属しており、インディアン戦争で先住民と戦っていた(と本人は述べている)
ある日のこと。同じ部隊に所属していた一人の兵士からこう話しかけられた
「君には先住民の血が流れているらしいね」
それは(悪役曰く)「事実無根の誹謗中傷」だったのだが、その日以来、部隊の中で疎外感を感じるようになった
悪口を言われたり嫌がらせをされたというわけではないのだが、仲間たちの態度をどこかよそよそしく感じるようになり、「真の仲間として認められていない」という気がして仕方が無かった
そして「ウンデット・ニーの虐殺」と後に呼ばれる事になる戦闘(とは名ばかりのほぼ一方的な殺戮)に参加することになった際、勇猛果敢に先陣を切って敵陣に突撃すると、無抵抗の女子供や病人の居るテントに火を放ち、捕らえた先住民たちを嬲り殺し、暴虐の限りを尽くした
この戦いでの活躍を部隊の仲間たちから「英雄」と讃えられ、「真の白人と認められた」と感じたという