>>318

 ふと考えていたのですが、
 NTT西日本の スーパーハイスピード隼なのですよね?
 双方のPPPOEセッションのMTU数値の設定が未投入でしたが、EtherIP-IPSECのMSSが
1300の割り当てをしているようですので、何らかの形にてフラグメントパケット扱いになっている可能性もあるのですが、
1300の設定をしました証跡は、どのような意図にて設定をされていますでしょうか?
 IX2215ルーターの場合には、IPSECトンネルのIKE及びSA認証レベルによって、
可変的にMTUとMSSの設定をするようになっています。
 最近のNTT西日本の光回線のMTU設定値は、1454に変わったかと思いますが、
PPPOEの設定値が無いので、MTUの上限値を超える様な通信をIPSECトンネル内にしてしまうと、
パケットロスなどの現象、他通信障害が想定されます。

 ESP・IKE認証(Phase1)がAES-SHA1、IPSEC-SA(Phase2)がAES-SHA1にされている状況ですと、
IX2215のPPPOEセッションのMTUの設定値が無いので、上限無しに通信をしてしまうケースが想定されます。
 IX2215のデフォルト値では、PPPOE(MTU:1454、MSS:1414)→ IPSECトンネルのMTUは1454-60=1390、MSSは1390-40=1350
になっております。
 EtherIP-IPSECのMSS設定値が、1300の割り当てをしていますので、逆算すると、IPSECトンネルのMTUが1340、PPPOEの1404、MSSが1364になります。

 一度、A拠点のPPPOEセッションのMTUを固定にて1454、MSSを1414、IPSECトンネルの敷居値のMTUをチューニングしながら、
通信出来る範囲の精査をすると良いかと思います。

interface GigaEthernet0.1
ip mtu 1454
ip tcp adjust-mss 1414

interface Tunnel1.0
ip mtu 1390
ip tcp adjust-mss 1350

上記の設定値は、契約プロバイダによって、性能上のボトルネックが有る場合が御座いますので、
 上限値から下げていって、通信を見てみる形になるかと思います。