>>98
加藤沢男ってオリンピックの金メダル獲得数で決めれば文句無しなんだろうけど
史上最強あるいは70年代最強というのはどうかな〜

だって加藤沢男って毎年開催される全日本の優勝は1回だけでしょう
具志堅は全日本で3連覇、NHK杯では4連覇してるのにね
ましてや世界選手権では団体での金メダル1個はあるけど
世界選手権の個人総合と種目別に至ってはメダル0
1つの銅メダルすら取れなかったんですよ
更には1970年か1974年かどっちか忘れちゃったけど世界選手権の代表落ちして
出場すら出来なかった大会もあったんですよ

それに1968メキシコと1972ミュンヘンでの個人総合金メダルについて
加藤沢男本人は「優勝は全く狙ってなかった。無欲無心で体操をして気が付いたら
結果的には金メダルだった」と当時言っていたし

そして1976モントリオールの銀は「体操競技で男女を通じて五輪あるいは世界選手権
での個人総合3連覇を達成した選手は皆無だったので、モントリオールの
時は初めて優勝を意識して、狙いにいって体操をしたら銀メダルに終わってしまった
だからその後の種目別平行棒では原点に戻り無心無欲で体操をしたら金メダルが取れた」と当時言っていた

個人総合と種目別の違いがあるから一概に比較は出来ないけど
森末はNHK杯の段階でもうすでにロス五輪鉄棒の金メダル獲得を狙っていたという
だからNHK杯でなんとしても6位以内に入ろう。そうでないとロス五輪鉄棒金メダルがなくなってしまう
と考えていながらNHK杯に出ていたという
森末は初めから五輪鉄棒の金メダルを狙っていて、狙い通り金メダルを取った

金メダルを狙いにいって、狙い通り金メダルを取ってこそ真の王者といえるのではないか

確かに加藤沢男は歴史に残る名選手ではあったけど
結論を言うと全日本の優勝は1回のみ、世界選手権の個人種目ではメダル0
金メダルを狙いにいったらアンドリアノフの2位に終わり3連覇はならなかった
以上の理由で加藤沢男を史上最強あるいは70年代最強というのには僕にはためらいがある