この収録は11月12日に行われたが、当然の如く補助用具禁止令の施行前で、プロ達はボイントランキング争いや優勝戦線争いの佳境にある。
しかし、トーナメントプロでない丸山と欽太、収録日以前に20勝に到達した姫路、3人にとって他のプロ達の素手投げへの影響なんて、所詮は他人事。
姫路は多少の良心の呵責はあるようで、素手投げを余儀なくされたプロ全員を頭に浮かべて「次のゲームもどうぞ優しく見守ってください」とコメントしたのだろうけど、それで免罪符になるはずはない。
プロ達がそれぞれの目標に向かって必死に公式戦戦線に臨んでいる最中に、素手投げを指示(あるいは申し合わせ)したJPBAと丸山、欽太、姫路は、暴君だ。
酒井と松永が不在の収録現場で、アームスリーブもリストバンドも着けずに自ら身を斬った姫路から、何か一言言われたら、誰も逆らえない。
姫路の一の子分の山田が、リストバンドを着けられず、肌色のテーピングで妥協した心中を察すると心が痛む。


この収録がきっかけで、プロ達がその後調子を崩したり、最悪故障したりしたら、責任とれるのか?
JPBAはなぜ、大局に立って物事を見て、業界全体を見た最適効用は何かを考えられないのか?
姫路はJPBA理事副会長としての立場が大きすぎる。Pリーグから去れ。一切関与するな。
姫路のPリーグへの関与は、後進の将来を潰しかねない。