弐)
鈴鹿サーキット(モビリティランド)は、遊園地と一体運営ですので、
敷地内全面禁煙は、学校や病院と一緒で可能と思われます。
グランドスタンドの喫煙室を閉鎖、場内の灰皿を全撤去し、
トイレ天井には煙・熱感知器を設置、
守衛室に通報が入るようにして、隠れタバコも防ぐのです。

遊園地イコール観覧車。
つまり、その至近の超一等地に加熱式タバコ
の販促ブースなど、本来あってはならないものと考えます。
以前とは規模が縮小されてはいましたが、今年もありました。
モナコやシンガポールと決定的に違うのは、サーキットと
遊園地が同じ敷地内にあることです。
鈴鹿市とモビリティランドが一緒に、フィリップモリス社に低姿勢で
お願いすれば、来年以降の出展見合わせを検討するはずです。
同社は、JTとは違ってタバコの有害性をしっかり公表しています。

私は昔から鈴鹿サーキットに通い、場内で魅惑的衣装の
若い女性がキラキラした笑顔で、年齢すら確認せずに
紙巻きタバコのサンプルを手渡ししていたことと、
タスポのない自動販売機でスペシャルパッケージのマールボロ
が売られていたかつての光景を思い出します。

フィリップモリス社はタバコロゴを出さなくなった現在も、
フェラーリチームに資金提供しています。F1の発展に貢献
してきた歴史には感謝しなければなりませんが、タバコが
健康被害を拡大させてきた事実に向き合う必要があります。

モビリティランドと、観客受け入れ自治体である鈴鹿市が
この問題について早急に協議入りしていただくことを希望します。