「謎だらけで難解」のエヴァンゲリオン つい語りたくなるのはなぜか

1995〜96年に放送され、四半世紀が経過した今もファンの心を引き付けてやまない「エヴァンゲリオン」シリーズ。どうしてここまでアニメファンを虜(とりこ)にするのでしょうか。
 普通であれば「訳の分からない作品」になって、ファンが匙(さじ)を投げそうなのに、その一歩手前で止まっているような絶妙のバランスです。その根底を支えるのが、考え抜かれた世界観、物語の見せ方、演出でしょう。テレビアニメの第1話が公開されていますが、今の見ても、四半世紀前の作品とは思えない完成度、センスです。

 まぁ『鬼滅の刃』がスマホ汚染脳でも理解できる内容、スマホ汚染脳対応の文系脳アニメだとしたら「エヴァンゲリオン」は理系脳対応のエリートアニメだからね。「エヴァンゲリオン」が好きかどうかで文系脳か理系脳か分かるかもしれない。