同じく、身バレ覚悟で。
勤務校ではここ数年、ニューカマー受け入れモデル校として教育カリキュラムの研究開発をしてる。来日3年以内の外国籍生徒を数名を受け入れ、日本語能力の育成から進路決定まで特別なサポートをする。
数年かけてノウハウが蓄積されて、成果は出てるよ。日本語能力はもはや声聞いてるだけだと日本人と区別つかないレベルだし、友達に揉まれて日本社会にソフトランディングできる振る舞いも身についてる。
数年で分かったのは、「ケアの厚さは裏切らない」「母国語大事」。
たまに「早く日本人になりたい!だから特別扱いなんていらない!」といってケアを拒否する生徒がいるけど、まず伸びない。受けられるケアは全部受けるべき。ケアを受け入れた生徒は、定期試験(他の生徒と同じもの)でも好成績を取る。
友達に特別視されたくなくて、母国語を軽んじる生徒もいる。でも基本的に母国語で思考するから、母国語ケアが甘いと学力が伸びない。
外国人生徒に、日本社会の一員としてソフトランディングしてもらって、なおかつ貧困再生産とかさせないようにするには、やっぱりケアがいるよ。
「移民に金使うなんて!」みたいなこと言う排外的な人もいるかもだけど、移民のアイデンティティを尊重しつつ、適正にお金使ったら、日本社会の安定に確実に役立つと思うよ。