京都芸術大学(京都市左京区/学長 尾池和夫)では、30周年を迎える建学記念日において、世界中の新型コロナウイルスの犠牲者等の鎮魂と祈りをささげるとともに、
混沌を深める社会状況の一日も早い回復と平和を祈願し、「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による祈念献茶式を「直心塔 」の御前において実施致します。
本学が建学した当時の20世紀は、二度の世界大戦や経済が成長した一方で、環境破壊が生じるといった状況でした。
その中で、本学では「京都文藝復興」(2000年)、「藝術立国」(2007年)を発し、「平和を求める芸術と文化の運動を、日本の隅々にまで浸透させていくことが、わが学園の使命である」と宣言しました。
しかし21世紀においても世界各地での紛争が絶えず、本年(2020年)においては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、日本はもとより世界各国において多くの犠牲者を出し、
今もなお、世界は不安と恐怖で混乱しています。