シビュラシステムは槙島聖護を裁けない。

それは彼が純粋に喜びを追求しているだけだからだ。

こういうタイプの悪役は他の作品で言うと、

ジョジョの吉良吉影
ネウロのシックス
バッカーノのラッド・ルッソ

とかかな。過去に悪になるきっかけの出来事とかなーんもなくて、
ほんっとーに純粋にただ単に、自分の喜びを追求してるだけってタイプ。
フィクションでも意外と珍しいキャラの造形だ。
ぶっとんでて結構好きww絶対遭遇はしたくないけどwww

こういう人は次元の意識でいうと、
多分三次元の存在になったばっかり、幼い魂、初心者だと思う。

ただ彼らは知能が高いところがレアケースだ。そこが奇異な印象になる。
意識の次元の高低は、知能の高低となんとなく比例してくるはずだからな。

マイナーな作品だけど、TONOのチキタ・グーグーていう名作がある。
これは絵がかわいらしいからグロ苦手な人にもおすすめできる。
無邪気でかわいい人食いが、百年かけて自分のしたことがどういうことだったかを知る話だ。

無邪気な人食いの悪役たちが、愛を知り、命がどんなものかを知り、
次元の意識を進め、自分のしてきたことを知るには、まあ百年くらいはかかりそう。
と思ったインスピレーションはマジ優れてるwwwと思うwww
比喩としての百年だ。なかなかの時間だろうな。一回の人生では足りんだろう。

・・・多分、こういう魂は幼いだけなので、
犯罪係数もあがらないし、抑圧も鬱屈も背徳感も罪悪感もない。
被害者の無念もマジで理解できないし、地獄にも落ちないんじゃないかな・・・。