シンドバットがそういう顔をする場面はほかにもあって、

アリババが「俺のことも、息子のように扱ってくださいよ」と
そりゃーいい笑顔で、図々しく頼む場面だ。

そうやって揺さぶられることが少しずつ重なって、
ラストの方でダークサイドを越えられるんだと思う。

アリババはよく図々しいやつと言われるけど、
それは多分、恐れず相手の中にぽんと飛び込む、
そういうことができるってことだ。

アリババが、シンドバットに
何をしたかっていうと、多分五次元のシンクロだ。

エゴも恐れもなく、相手の中に飛び込む、
同時に相手を愛で包み込んでもいる。

そういう境地だ。

相手は一瞬、ガラクタを再生できない、愛100%のインスピ状態になる。

「あ、ああ・・・」と、頷いてしまう。

で、後から「なぜ承諾してしまったんだ?まあいいか・・・」となる。

これができるのはかなり高度だ。
この場面でのアリババの意識の次元は、常守朱以上と言えると思う。

そうすけくらいいってるな。
お魚も半漁人も人間も、みーんな好き、っていう次元のわざだ。